原油大幅反落 | よそうかい - トレーダーの独り言 2

原油大幅反落

NY原油は大幅反落。

過去2日同様、本日も60ドルの節目は突破できず。3度目の正直が
なかったことで、さすがに大きく手仕舞い売りが広がった。
在庫統計はガソリンが大幅積み増しとなる一方、暖房油を含む
留出油が大きく取り崩されるという、ここ何回かとほぼ同様のパターン。
ただ、前週のように留出油在庫の取り崩しを手掛かりにして
買い進む向きは出てこなかった。在庫統計は目先の方向を
決定付けるような大きな材料となっておらず、相場の展開に
よって都合よく解釈されているだけと捉えておいた方が良いだろう。
最近の在庫統計の影響は一時的なものに止まっており、
大きな流れは創り出していない。

本日はダウジョーンズ社が1月のOPEC産油量推定を発表、
イラクとアンゴラを除く10ヶ国の生産は前月より26万バレル減少し
日量2,682万バレルとなった。前日に出たEIA推定は2,677万バレル、
ロイターの調査では2,680万バレルと、昨年10月の緊急総会で
減産を決めた時の基準となった2,750万バレルからは70万バレルほど
減少した。120万バレルの減産目標の約6割は達成できている格好だ。
単純にこの比率を当てはめると、2月からの追加減産で更に30万バレル、
生産量は2,650万バレル程度まで落ち込むことになる。

これを多いと見るか少ないと見るかは判断の分かれるところだとは思うが、
1月前半までの記録的な暖冬で減少した暖房需要がその後の記録的な
寒波である程度回復していることを考えれば、少なくとも昨年までの
水準から更に値を下げるほど需給は緩んでいないのではないだろうか。
ロシアから購入したミサイルの発射実験をホルムズ海峡で実施するなど、
イランを巡る情勢がじわじわと緊迫していることとあわせれば、
遅かれ早かれ60ドル台を回復すると思われる。