原油反落 | よそうかい - トレーダーの独り言 2

原油反落

NY原油は反落。

本日はアブダビ石油が日本の一顧客に対し3月は契約通りの供給を行うことを
通知したことが嫌気された他、前週に続きオイルムーブメント社の弱気の
輸出推定が売りの手掛かりとなった。少し前にはクウェートが顧客の一部に対し
2月も供給量を据え置くとの通知を行ったことが売りの手掛かりとされたこともあった。
OPECが減産をしっかりと行わないとの見方は、依然として市場に根強く残っている。

オイルムーブメントの数字は素直に受け入れるべきだが、アブダビ石油のケースは
一顧客のみに対する話。過剰に反応するのは返って危険だろう。他の顧客の生産を
減らすことも考えられるし、長期契約分でなくスポット市場での供給を絞ることも
十分に可能なのだ。ましてや、UAE やクウェートは12月の時点で減産目標をほぼ
クリアしている優等生。イランやベネズエラなど遵守率の低い国ならいざ知らず、
この2国に対して疑いの目を向ける必要はない。

また本日は下げ幅が1ドルを超えたものの、最近の展開に比べれば動きは
限定的といえよう。前日の安値を割り込むこともなく、54ドル台半できっちりと
下げ止まったことは、チャートの上でも結構強気に取って良いだろう。
天然ガスが急落し、目先の気温に低下に対する反応が後退したのは
気になるところだが、何もすぐに暖冬に戻るわけでもない。明日の朝はNYでも
氷点下10度近くまで冷え込むそうだ。

明日は週末を控え、ポジションを整理する動きが広がるだろう。
取引後半に買い戻しが集まるようなら、地合いはかなり強くなっていると見てよいのではないか。