原油大幅続落 | よそうかい - トレーダーの独り言 2

原油大幅続落

NY原油は大幅続落。

前日同様にファンドの手仕舞い売りが相場を主導した。
寄付きでいきなり1ドル以上下落、まもなく57ドルの節目を
割り込むなど売り一色の展開。在庫統計発表後は
一時57ドルを回復する場面も見られたが、
ガソリンが大幅積み増しになるなど内容は極めて
弱気だったことから再び売りが膨らんだ。

在庫統計ではガソリンが500万バレルを大きく上回る積み増し、
暖房油も増加、製油所稼働率も上昇、輸入も回復とどこから
見ても弱気の結果。原油が予想外に取り崩しとなったが、
全体で見れば影響は微々たるものだろう。
ただ、在庫の数字に反応したのなら、ガソリンが真っ先に
売られているはずだが、本日の下落は原油が主導している。
市場は在庫を見て売ったのではないことは明らか、
前日に続くファンドのポジション整理が大きな理由だろう。
 

相場は今年に入って5ドル以上下落、あまりに急な展開に
ポジションを投げざるを得なかったファンドも多かったと思われる。
この2日間で大方のポジションが整理されたのかもしれないし、
まだ売りそびれている向きがいる可能性もある。いずれにせよ、
このような売りが何日も続くことはないだろう。
問題は売りが一巡した後の展開だ。

値動きに驚いているのはファンドだけではない、OPECも内心
穏やかではないはずだ。イランのOPEC代表は早速緊急総会の
開催を示唆したが、今後価格低迷が続けば他の加盟国からも
同様の声が上がるだろう。12月のナイジェリア総会で決定した
50万バレルの実施は2月1日から、早い時期に総会を招集すれば、
減産量を増やすことも可能だ。加盟国の暗黙の了解となっている
60ドルの節目をこうもあっさり割り込んだ以上、何らかの行動を
起こす可能性は高いと考える。

今月15日からインドで開かれる会議には、OPEC加盟国の
閣僚も多数参加する予定となっている。この会議前後に
彼らが会合を開くことも十分に考えられよう。