原油大幅安 | よそうかい - トレーダーの独り言 2

原油大幅安

クリスマス明けの原油は大幅続落。

目先の暖冬予報が改めて売り材料視され、
石油製品主導で売りが相次いだ。

国連安保理はイラン核問題に関する制裁決議を採択、
イランはこれを受け入れない考えを表明したが、特に材料視されず。

時期が時期なら大きな買いの手掛かりとなっていたのだろうが、
今の相場にはまったく影響しない。決議の内容がロシアや中国の
圧力で骨抜きになっており、すぐに武力行使につながる懸念がない上、
イランがこれを拒否するのも周知の事実。

イランの石油相は改めて石油(の輸出停止)を武器として使用する
可能性に言及したが、こちらもただの脅しに過ぎないと、
真剣に取りあう向きはいないようだ。

もちろん武力制裁の可能性が高まり、イランがこれに対抗して
ペルシャ湾の封鎖や石油輸出停止措置を打ち出せば状況は
ガラリと変わるのだろうが、それに至るまでにはまだ幾つもの
段階を経る必要がある。

現在の市場は地政学リスクを大きく材料視する風潮はなく、
目先の注目は需給バランス、暖房需要とOPECの減産に
集まることになるだろう。今のところ流れが暖冬を見た売りに
傾いているので、このまま60ドルを割る可能性は高いが、
この水準では再びOPEC問題が浮上してくる。

買いを入れるとすれば59ドル台前半、あるいは28日に
石油在庫統計が発表される前のタイミングとなるだろう。

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