OPECの減産では不十分か | よそうかい - トレーダーの独り言 2

OPECの減産では不十分か

週明けの原油市場は小幅反落

市場の注目と今後の価格動向は、OPECが実際にどの程度
生産を減らすのかにかかっていると言っても過言ではないだろう。

先週後半に輸出量がこの先増加するとの見通しから
大きく売りが膨らんだことを受け、週末には加盟国高官が
相次いで減産の遵守状況、あるいは追加減産の可能性に
ついて発言している。

市場の見方はこの先どちらに傾くのだろうか。

市場は確かにOPECが先の緊急総会で合意した
120万バレルの減産を遵守しないと見ているが、
それでもまったく生産量が減らないとは思っていない。

EIAの局長は減産量を日量80万バレル程度と予想しているが、
これははたして弱気の数字なのだろうか?

今後本格的な冬を迎え需要が伸びていく時期に、私は
80万バレルの減産でもかなり需給が引き締まると見ている。

また、仮に減産が不十分で価格が上昇しないようなら、
12月の総会で追加減産に踏み切ることはほぼ確実だろう。

この点については加盟国高官からも様々な意見が出ているが、
サウジの石油相が減産の意向を示していることが大きい。

OPEC内では、結局のところサウジの意見が通るからだ。

OPECが12月に50万バレル、あるいは100万バレルの
追加減産を発表したとして、市場はそれでもまだ減産に
懐疑的だからと下がり続けるのか?

答えは恐らく否だ。

極端な景気の落ち込みと記録的な暖冬が重なりでも
しない限り、現在の世界市場における需給バランスは
OPECの減産で十分に引き締まるはずだ。