FOMCの反応は | よそうかい - トレーダーの独り言 2

FOMCの反応は

注目のFOMDは、大方の予想通り3回連続で金利据え置きとなった。

マーケットの反応は、目立った順に債券高、ドル安、
金高、株ちょい高といったところか。

声明文ではこれまでの景気について "slowed" と、
よりはっきりした表現で減速してきたことを指摘。
それに続くところで今後も穏やかに拡大を続けると、
少しフォローを入れているが、
基本的には弱気の内容となっている。

エネルギー価格の上昇も、ここまでのインフレ要因から
ついに取り去られてしまった。

この先インフレよりも景気に重点を置く方向に進むと
市場が判断するのも無理はない。

ただ、インフレはこのまま収まるのかというと、
市場はそうも見ていないようだ。
利上げの可能性は少ないとの見方から
債券は買い進まれたが、その中でも
インフレ連動債(TIPS)は通常の債券より上昇、
スプレッドは拡大している。

利上げが遠のいた分、物価は上昇しやすくなると言う訳だ。

ちなみに、TIPSの利回りは、ブルームバーグ のサイトで
知ることが出来る。

金の強気筋から見ると、金利据え置きで市場からの
資金流出が食い止められ、更にはインフレが強まれば
ヘッジとして金への需要が強まる、と判断する出来るが、
果たして筋書き通りに行くかどうか。
まあ、これで少しは面白くなってきた。

さて、商品では原油が2ドル以上急騰している。

原油在庫が300万バレル以上取り崩されたことが
サプライズとなって買いが集まったようだが。
在庫はそれでも過去5年平均を12%以上上回っており、
需給にまったく問題はない。

これだけでは、上昇も長くは続かないので要注意。

もっとも、上昇した要因は他にもある。

本日はサウジに続きUAEが正式に減産を発表。
イランも生産を減らすと表明している。
先の緊急総会で120万バレルの減産で合意した
OPECの真剣さが市場に伝わってくれば、
まだまだ上昇余地はあるはずだ。