まだまだ下がる? | よそうかい - トレーダーの独り言 2

まだまだ下がる?

今日は原油が久しぶりに大きく反発。

OPECの緊急総会が20日にも開かれるとの見方や、
ノルウェーの油田が生産を一時停止するとのニュースが手がかりとなった。

だが、冷静に考えると、どちらの材料とも
買いを持続させるだけのインパクトはなさそうだ。

OPEC総会は、すったもんだの挙句になんとか
開催までこぎつけられる見通しが立ったとの印象。
総会で必ず減産が正式に合意される保証もない。

ノルウェーの油田は、海上油田に設置が義務付けられている
救命ボートが基準を満たされていないと
当局から待ったが掛かったもの。

これから厳しい冬を迎えるにあたり、
しっかりと準備しておくようにということなのだろう。

もっとも、停止量は日量28万バレルに過ぎない。
OPECが100万バレル減らすかといっている時に
この程度の量が材料になること自体、不思議と言えば不思議。

ファンダメンタルズは依然として弱いままだ。

以前から指摘していることだが、60ドルを大きく割り込んで、
市場には買い戻しのチャンスを待っている向きが相当いる。
今日の値動きを見てもそれは明らかだろう。

ちなみに、CFTC建玉報告によると、原油市場における
ファンドのポジションは、先物のみで301枚のネットロング。
今年3月以来のネットショートが目の前に迫っている。

市場に売られ過ぎ感が高まっているのは確かで、
一旦ネットショートになればメディアが取り上げ
一時的な買戻しが起こる可能性は高いだろう。

しかし去年も9月あたりからネットショート状態が続き
多いときで5万枚以上に膨らんでいるという事実もある。

ファンダメンタルズでしっかりとした材料が出てくるまでは
上昇に転じることもないだろう。

OPECがしっかりと減産で合意し、
そのきっかけになるかどうかが注目される。