FOMC | よそうかい - トレーダーの独り言 2

FOMC

今日の市場の注目は、
なんだかんだいってもFOMC。

大方の予想通りに金利据え置きとなり
相場も特に大きな動きは見られなかった。

他でも色々と解説が述べられているだろうが
まずは声明文の注目点を挙げてみよう。

・景気の伸び悩みに関しては引き続き注意を促しているが、
要因としては前回から住宅市場の落ち込みだけが残り、
利上げの影響やエネルギー価格の上昇は削除。

・インフレに関しては引き続き警戒感を示しながら
今後徐々に物価上昇圧力は後退していくとの見解を維持。
理由にはやはりエネルギー価格の下落を押し出している。

・今後の方針については前回から全く変わらず、
追加利上げの可能性に含みを持たしている。
もっともそれはインフレの進行や景気動向次第と
相変わらずの経済指標頼み。

・ラッカー・リッチモンド連銀総裁は前回に続いて
0.25%の利上げを主張、据え置きに反対票。

印象としては、原油価格急落のおかげで
かろうじて利上げを回避できた、といったところか。
少なくともFRBはエネルギー価格については
かなり楽観的な見通し傾いているようだ。

個人的には年内にあと一回、もしかしたら
来年前半にももう一回の利上げが必要なのではと考えていたが、
原油の値動き次第ではこのまま利下げに転じる可能性も出てきそうだ。

そうなると、金相場への影響が気になるところ。

利上げ打ち止めから利下げへの期待が高まれば、
再び市場に投機資金が流入、相場を押し上げることも
十分考慮に入れておかなければならない。

利上げ打ち止めでインフレ懸念が高まる可能性も考えられる。

今のところ相場は6月の安値、あるいは575ドルあたりの節目を
睨みながら下げ渋っているが、この先いったいどちらに動くのか。

ちなみに、私が市場のインフレ見通しの指標として使っている
TIPS(インフレ連動債)と通常の米国債とのスプレッドは
引き続き縮小傾向が続いている。
マーケットはインフレに関してかなり楽観的なのか。

季節的にはこの先インドをはじめとした
アジア勢の実需が下支えとなるはずだが、
世界的に経済の見通しが怪しい中
過度の期待は禁物だ。

もう少し弱気見通しを続けるか・・・