市場の注目 | よそうかい - トレーダーの独り言 2

市場の注目

週明けの原油相場は、ファンドなどの買戻しが入り反発。
先週までにあれだけ下げていたのだから、
当然と言えば当然のところだろう。

ただ、少し気になるところも

週末には製油所のトラブルがいくつか発生、
メジャーな製油所の名も入っていた。
7月までなら、これを手掛かりに石油製品が
大きく値を伸ばしていたところだが、
反応は今ひとつ。

夏のドライブシーズンが終わり
冬の暖房需要が始まるにはまだ早いこの時期は、
需要が一時的に落ち込む、需要の谷間。
それを考慮に入れても、意外なほどに反応しなかった。

マーケットは、製油所の問題に注目しなくなったのだろうか。

どの相場でもそうだが、
材料は以前変わらずすべてそこにあるのに、
市場が何に注目しているかで上がったり下がったりするもの。

ファンダメンタルズを見るときは
絶対的な分析も重要だが、
市場が今何に注目しているかも
常に頭に入れておく必要がある。

では、今石油市場では何が注目されているのか?

ひとつは米国を中心とした需要の伸び悩みだろう。
先に発表されたEIAやIEA、OPECなどのレポートでは
確かに需要が下方修正されたが、
修正幅に比べ、反応が大げさ過ぎた。

今後もこの傾向が続くのなら
米景気の動きに今まで以上に気を使う必要がある。

あとは、やはりイラン問題、
今は確かにあまり波風が立っていないが
そのうち必ず問題がこじれ、緊張が高まるはずだ。

この2つの材料を軸に、相場が展開していくのではなかろうか。

大きな流れは前者の影響で弱気だが、
後者が絡んで一時的な急反発には
十分な注意が必要だろう。