これ読んだよ!
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告知とか目にしたら暴露本とは違うっぽかったので自分で買った。
で、やっぱり暴露本じゃなかったよ
上井さんの新日本におけるマッチメイカー時代からビッグマウス~ウワイステーションの頃の回顧録って感じ。
そして
「上井さんはプロレスが大好きなんだなあ」
てのがよくわかる一冊。
『狂騒のプロレス暗黒期』って副題が付いてるけど、ゼロ年代当時の新日本マットって、たしかに混迷していた。
総合のような試合があったり、誰が主役なのか、何がしたいのかがわかりにくくて、ファンも困ってた時期じゃないだろうか?
オレ自身もあの頃の新日本を見ていて、イライラしたことも多かったと思う。
けれどもそれがプロレスファン、新日本ファンの求めるものとは異なるのだとわかったという点では、あの時代があったからこそ現在の繁栄があると思えなくもない。
そういえば上井さんはユニバーサル(=第一次UWF)に関わった人物ということで、札幌プロレスのときに日野さん(かつてのリングパレス店長)にロゴマークの原版をプレゼントしてたっけ。
プロレス業界に限らず仕事をしている大人の男って、色々とあるもんです。ヨソジだってそれぐらいはわかる年齢です。
そう考えると「大変だったんだろうなあ…」と、ねぎらいの言葉の一つぐらいは送りたいと思いました。
上井さん自身は負債もかかえて大変だと思うのですが、この一冊が上井さんの疲れた心の浄化に繋がってくれたらいいな…、とも思いました。
- 「ゼロ年代」狂想のプロレス暗黒期 (G SPIRITS BOOK)/上井 文彦
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