こないだの土日にプロレスリング・ノアの札幌大会を観戦してきたのだが、ここでちょいと新ユニット・ＮＯ MERCY（ノーマーシー） についての注文。
ＮＯ ＭＥＲＣＹ最大の弱点は初めにＫＥＮＴＡ ありきのユニットとしか見えないことだと感じてる。
だって冷静に見て金丸と平柳だけのユニットだったら地味すぎ、華が感じられないでしょ？（プロらしさという点は別として）
それに３人ともジュニアヘビー級というのがシンドイ。
彼らにとっては不本意かもしれないが、やはりメインを締めるのはヘビー級の闘いというのがプロレスの本筋だと思うからだ。
テイセンからの帰り道でマイフレンド（またこの単語）のヨネ応援野郎と話してたんだが、杉浦＆ヨネと潮﨑＆谷口が合体してユニットを結成してはどうか？ と思ったのだが、野郎いわく
“それだと対抗馬的なグループやユニットが無くなる”
と。なるほど、言われてみりゃそうか…。
で、ここで、ＮＯ ＭＥＲＣＹがヘビー級ユニットであれば話は違ってくるのになぁ、とも感じたのでありますよ。
局地的に髙山善廣を勧誘するような動きもあったようですが、オレはＫＥＮＴＡと髙山帝王って対角線に立つべき関係を崩すべきじゃないと感じてるので、「それはナシだろう？」と思ってる。
観戦記事でも触れたが、ＫＥＮＴＡが何をどうしたいのかがイマイチ伝わってこないもどかしさもある。意図するところは「体制打破」ではあるのだろうけれど、具体的に何をしたいのかがファンまで浸透していない。
ヨネをいたぶったのもＤｉｓｏｂｅｙとの決別という以外の目的は無かったであろうし、ではＮＯ ＭＥＲＣＹとは何をターゲットにする存在なのか？ となる。
そのために勢い、ベルト挑戦アピールのようなことになってしまい、「ありがちな行動パターンのヒールユニット」としか映らないのだ。
極論を言うとＫＥＮＴＡは一人で行動するべきだった。金丸＆平柳と合体してしまったがためにジュニアヘビー級の小ズルいユニットとなってしまっている。
ノアという団体の特色もあって、なかなか本音を発信できないジレンマがあるのだろうがＫＥＮＴＡにはもう一歩、踏み込んでほしい！ と思っている。
