来る3月21日(月・春分の日)、両国国技館において全日本プロレス『プロレスLOVE in 両国 Vol.11』 が開催される。
この未曾有の大震災という状況下、サッカーやゴルフをはじめとするスポーツイベントやライブ・コンサート等の中止、延期が決定される中、興行を開催することの是非を問う声はあるようだ。全日本プロレスの内部でも決定に至るまでは相当の葛藤があっただろう。
オレ自身はプロレスが夢と希望を与え、元気と勇気をくれる素晴らしいものだと思っているので、今回の全日本の決断を支持し、ペイパービュー(PPV)観戦を申し込んだ。
大会開催の是非については難癖をつける人もいるかもしれない。だがそういう人は、中止となった場合は「なぜ中止したんだ!?」と不満を口にし、実施した場合には「なんでこの時期にプロレスなんかするんだ!」と、何かにつけて文句を言いたがる、得てしてそんな人種だと思う。
※実際、テレビ東京が深夜に震災関連の報道ではなくアニメを放送したことに対して「不謹慎だ」と抗議する人もいた。
でも毎日毎日、一日中ずーーーっと悲惨な震災のニュースばかりを見聞きさせられていると、被災した当事者でなくても精神的に疲弊してしまうのではないだろうか?
実際にオレ自身、地震発生直後からの二日間はかつて暮らした仙台や盛岡の状況が気になってテレビを見続け、その結果、かなり精神的に疲れてしまった(その後、友人・知人とのメールや電話、そしてTwitterで得たアドバイスで随分と助けられ、現在は立ち直っている)。
繰り返しになるがプロレスは夢と希望を与え、元気と勇気をくれる素晴らしいものだ。
だから可能な限りプロレスの大会は実施してほしいと、心底から願う。
それが震災に襲われた日本を再び立ち直らせる原動力となりうる。プロレスにはそれほどの力がある。
そう信じている。