1年振りに帰国した友人と会う | アジアの季節風

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アジアの片隅から垣間見える日本や中国、あるいはタイを気負うことなく淡々と語る

 昨日はタイのソンクラン(正月)休みで帰国した友人F君と、例年通り今年も京都で会って酒を呑み交わした。

 

 彼と会ったのは去年の3月以来だから約11カ月ぶりになる。彼は大阪に実家があるのでわざわざ大阪から来てくれた。

 

 友人と言っても彼は私より17歳も下だからまだ50代の後半でまだ現役だ。

 

 それに大阪に住んでいる彼と同世代のI君とBさん(女性)の2人と、京都近郊に住んでいる80代の先輩Yさんも加わり、総勢5人が集まった。

 

 皆同じ会社の仲間だ。共通しているのは皆タイで仕事をした経験があり、タイが大好きだという事だろう。

 

 以前は私とYさんが大阪まで出向いたこともあったが、最近は私とYさんが歳を取ったので、比較的若い大阪組の3人が京都に来てくれている。

 

 F君は我々と会う前に、実家のお母さん(80代)を連れて和歌山にある高野山にお参りに行ってきたらしい。

 

 まだ元気なうちにと考えたようだ。一見親孝行な息子に見えるが、大体お母さんを一人置いてタイに行ったまま帰って来ない時点で親不孝だ(笑)。

 

 だから彼の親孝行は日ごろの親不孝の罪滅ぼしとも言える(笑)。ただそういう私も決して他人の親不孝を責める権利はない。

 

 私などは一度も親孝行らしきこともしないまま、87歳の母を亡くしてしまったからだ。今となってはいくら悔いてもどうする事も出来ない。

 

 さて昨日は12時に京都駅の前で待ち合わせ、その近くのビアホールで呑んだ。まだそんな時間帯で開いている居酒屋は少ないからだ。

 

 話題はそれぞれの近況から始まって、途中からはいつものようにタイの想い出話で盛り上がった。

 

 5人皆がタイで一緒に同時に仕事をした事はなく、2人もしくは3人がかぶったことはあり、それの連なりで皆が連なっていると言う感じだった。

 

 兎に角いつも独りで晩酌をしているだけの私にとっては、親しい仲間たちとワイワイ喋りながら呑む酒ほど美味しいものはない。

 

 ビアホールを出た時点で最高齢のYさんは帰られ、残った4人はもう1軒居酒屋に寄ったが、私以外の3人は大阪まで帰えらなければいけないのでそこでお開きとなった。

 

 まだお天道様が西の高い空にいる4時過ぎだった。そんな早い時間に家に帰ったのを見て、妻は何処か具合でも悪いのかと心配していた(笑)。