米アカデミー賞、日本の2作品受賞 長編アニメ賞に宮崎駿監督「君たちはどう生きるか」、視覚効果賞に山崎貴監督「ゴジラ-1・0」
2024/3/11 10:36
【ニューヨーク=平田雄介】米映画界最高の栄誉とされる第96回アカデミー賞の授賞式が10日(日本時間11日午前)、米ハリウッドのドルビーシアターで開かれ、山崎貴監督の「ゴジラ-1・0(マイナスワン)」が視覚効果賞、宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」が長編アニメーション賞にそれぞれ選ばれた。
宮崎氏の受賞は「千と千尋の神隠し」以来、21年ぶり2度目。
「君たちはどう生きるか」は戦時中の日本が舞台で、主人公は火災で母親を亡くした少年。父親の再婚相手となる女性が行方不明となって捜す中、アオサギの案内で不思議な世界に迷い込むストーリー。
宮崎氏の登壇はなく、舞台上でオスカー像を受け取る人がいない異例の授賞式となった。
一方、山崎氏はオスカー像を手に、「ハリウッドが我々の作品を見てくれていて、(外国人の)我々にもチャンスがある証だ」と喜びを語った。
山崎氏は受賞作で、先の大戦からの復興途上の日本を破壊するゴジラや、ゴジラに立ち向かう人々を視覚効果を駆使して描いた。
国際長編映画賞に候補入りしていた役所広司さん主演の「PERFECT DAYS」は受賞を逃した。(産経ニュース)
昨日の3月10日は東京大空襲の日で、今日3月11日は東日本大震災の日と、悲しい記念日が2日続いた。
そしてもうひとつ、これは我が家だけの記念日になるが、昨日は愛犬パセが初めて我が家にやってきた日でもあったので、これは良い記念日でもある。
さてそんな悲しい日と嬉しい記念が入り混ざっている3月11日に、今度は完全に嬉しいニュースが飛び込んできた。
上記の通り、アカデミー賞視覚効果賞に、「ゴジラ-1.0」が、長編アニメ賞に宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」が受賞したと言うニュースだ。
正に快挙である。後者の方は私はまだ観ていないので何とも言えないが、前者の方は私も劇場で観たので、それは充分に納得できる結果だった。
しかも視覚効果賞というのは、1968年公開の「2001年宇宙の旅」のスタンリー・キューブリック監督以来の2人目という事らしいから凄いことだ。
確かに「ゴジラ―1,0」は凄い迫力だったし、日本人でなくてもその効果を充分に楽しめた映画だったと思える。
暗くて嫌なニュースが多い中で、このニュースは久しぶりに気持ちを明るくさせてくれた。