京都市長選挙に初当選の松井孝治さん 落語とクラシックを好む元官僚、実家は京都のど真ん中
2024年2月4日 23:41
2月4日に投開票された京都市長選で松井孝治さん(63)が初当選を決めた。
京都のど真ん中の中京区で生まれ育ち、東京大学を出て通産省(現経済産業省)のキャリア官僚に。旧民主党で参院議員、元内閣官房副長官まで務め、2013年の政界引退後は慶応大教授に転身した。
・・・後略・・・(京都新聞)
全国的には全くと言っていいほど話題に挙がらない、京都市長選が昨日静かに行われた(笑)。
今朝の京都新聞ではデカデカとこの話題で埋め尽くされていたが、ネットでヤフーニュースやMSNニュースを観てもどこにもその話題は載ってなかった。
京都ってそんなにどうでも良い街なのかなあ?(笑)。一応百万都市だし、それなりに存在感もある都市なのになあ。
とはいっても私も昨日の選挙は棄権した口だから、えらそうなことを言う資格はないが・・・。
以前のブログにも書いたが、選べる候補者がいないのだからどうにもしようがない。
京都市長選 選ぶ候補がいない | アジアの季節風 (ameblo.jp)
選挙の終盤になって、松井氏(4党相乗り)と福山氏(共産党支援)が激戦になっているという情報があったので、究極の選択でどちらかに投票した方が良いかな、と思ったこともあった。
しかし結局最後まで投票に行くことはなかった。どちらを選んでも、京都にとって良いようになるとは思えなかったからだ。
京都という地域は昔から革新政党が強い地域で、私が大学進学でこの街に出てきた頃には蜷川知事という革新勢力(共産党や社会党)から推薦を受けた知事が何期もやっていた。
何故こんな人を京都という伝統のある古い街の人が選ぶのか、というのが私には長い間疑問だったが、ある時その理由が分かった。
京都の人達は何も新しいもの好きだからというのではなく、京都では革新系が古いものを大事にし、保守系が新しいものをやろうとしていたからだ。
例えば私が若い頃にはそれまであった市電を交通の邪魔になるからということで廃止しようと言う動きがあったが、その時反対したのは革新系だった。
つまり革新陣営が開発を阻止しようとし、保守陣営が開発を促進しようと言う、何とも奇妙なネジレ現象が起きていた訳だ。
まあ保守とは言っても自民党が中心だから、本当の意味の保守ではなく、ただ国会で与党になって、企業と結びついた政党だっただけだから、開発は自然と言えば自然だった。
それに対して革新系と言われていた勢力も、単にそれのアンチテーゼだっただけで、実際には古き良きものを残そうなどと言うのは単なるポーズに過ぎない。
そういうインチキな政党同士が長い間つばぜり合いをしてきた、と言うのが京都の政界のこれまでの歴史だ。
だからどちらの勢力が勝とうが、私に言わせれば京都という街を真剣に守ろうと言うような意識などは全然見受けられない。
昨日紹介した「日本保守党」の様な真の保守政党の支部が京都にも出来て、早く京都の現状の政治を変えてくれるような勢力に育つことを願うしかない。