「なおみ時代」到来の予感 大坂、セリーナ以来の四大大会2連勝
2019.1.26 20:22スポーツその他
テニスの全豪オープン女子シングルスで、昨年の全米オープン覇者の大坂なおみが初制覇を成し遂げた。
四大大会を連勝するのは2014年の全米から15年ウィンブルドン選手権まで4連勝したセリーナ・ウィリアムズ(米国)以来。
大会後にはアジア勢初の世界ランキング1位となることも決まり、群雄割拠の女子テニス界に「なおみ時代」到来を予感させる快挙となった。
・・・後略・・・(産経ニュース)
いやあ、大坂なおみ、やってくれましたねえ。全豪オープンでベスト4に入ったころからこのテーマを書きたくて仕方がなかったのだが何とか我慢して書かなくて良かった。
優勝してからでも良いだろうと我慢していたのだが、やはりそれが正解だった。絶対に優勝してくれるだろうと思っていたからだ。
それにしても凄いことをやってくれました。彼女は何処まで進化して行くのだろう。まだ21歳だからこれからもまだまだ進化しそうだ。
彼女の凄さは、観ている我々がこうしてほしいと思う事をそのまま実現してくれる事だ。
例えば相手がブレイクチャンスで先行してゲームカウントが40-0となり、大坂選手が圧倒的なピンチになった時でも、ここから逆転してほしいなと我々が思うと、いとも簡単そうにそうしてくれる。
またセットカウントが6-6になっても、ここからは競い勝ってくれるだろうと思うとやはりその通りになってしまうことが多い(たまにそうでない時もあるが)。
他にもいっぱいあるが、兎に角強い選手と言うのはやはりそういうものなのだろう。観ていても安心感がある。
とはいえテニスと言うのはちょっとしたメンタルの動きによって左右されるから(まあ他のスポーツでもそうだが)、圧倒的に有利な状態からでも一旦崩れると一気に流れが変わることもあるので、勿論安心はできない。
昨夜の試合でも第2ゲームの終盤はそうだった。もう1本勝てばゲームセットと言う所まで何度も行きながら、グビトバ選手の驚異的な粘りの前で逆転されてしまった。
普通ならここで一気に試合の流れはグビトバ選手の方に行ってしまっても不思議ではない場面だとは思うが、そこが大坂選手の成長した証しだったのだろう。
第3ゲームでは見事に気持ちを切り替えて、遂に栄冠を手に入れてしまったのだ。凄い精神力だとしか言えない。
ただ相手のグビトバ選手もさすがに決勝まで進出してきた選手だけに凄い選手だ。あの精神力もまた凄いものがある。そう簡単には勝たせないぞと言うような鬼気迫るものが感じられた。
これがやはり4大大会の凄さなのだろう。それでも大坂選手方が一歩上回っていた。彼女の方が大者の風格があったように感じられた。
それに彼女には何とも言えない愛きょうもある。オーストラリアの観客もそれは感じるのだろうか。明らかに彼女への応援の方が多かったように思う。
上の記事にもあるように大坂選手はこれから一時代を築きそうな予感がする。またそうあってほしいと切に望むところだ。もうしばらくは我々を楽しませてほしい。