今朝の日経のコラムの記事に目が留まった。
一度も会ったことも言葉を交わしたこともない。
けれど毎日、遠くから届くさりげない日々の便りに、励まされたり慰められたりしている心の友がいる。
ん?それって……
SNSをフォローして、かれこれ1年になるXさんだ。
アラ還男性、関西のメーカー勤務、間もなく定年を迎える。
「今年初めて半袖シャツを着た朝に、人生最後かもしれないボーナスが振り込まれた」。
日常のスケッチに、人生の節目を迎えつつある人の感慨がさらりとにじみ出て、似た境遇にあるわが身にしみじみと響く。
とまあ、こんな内容でした。
私にとってはブロ友さんたちだ。
ブログを書き始めたのが、2012年5月。
もうかれこれ12年になります。
私が書き始めた理由は他でもない姑の在宅介護に行き詰っていたからです。
娘や次男から、「ブログを書いたら」と勧められて始めたブログ。お陰様で、苦しかった介護生活もブロ友さんたちのお陰でなんとか乗り切ることが出来ました。
初期の頃に仲良くなったブロ友さんの何人かは、ブログから去って行かれ、今では連絡の取り様もありません。
その後、たくさんのブロ友さんに恵まれ、介護生活を終えた今でもこうしてブログを書き続けております。
一度生身でお会いしたいと思うブロ友さんもおられますが、なかなか叶わないことでもあります。
そんな中で、奇跡的にお会い出来るかもしれないブロ友さんがおられるのです。
奇跡ですね。(笑)
心の友は心の中に置いておく方がいいのかもしれませんが、それでもその方の人生を生身で触れてみる機会があるのなら、触れてみたいと思ったのです。
1年やそこらで知り合ったブロ友さんではありません。
ブログを通して、その方の誠実さもわかっておりますし、何より私が一度会ってみたいと思っていた方なのです。
人生何があるかわかりません。
躊躇していたら前には進めません。
そのコラムの最後はこう締めくくってありました。
華々しくライトを浴びなくても、気持ちさえ軽ければいつでも人は満ち足りる。
今日もそんな友の様子を確かめて、小さく自分にガッツポーズをする。