自立できない子どもを持った時 | 鬼妻ファイト日記

鬼妻ファイト日記

毎日の姑とのバトル日記を、完全卒業しました。
10年の在宅介護を終えてからの姑は、施設に2年、療養型病院に
2年入院しましたが、令和4年11月3日(文化の日)に、97歳にて他界しました。
これからは、自分の老後の日記を書いていこうと思っています。

私の周りには、結婚しないでいつまでも実家に住み続けている子どもを抱えている家庭が結構います。

姉の末娘もそうである。

義弟の次女もそうである。

義弟に至っては、2人の娘が住み続けていたのを、義弟を焚きつけて末娘を自立させました。(笑)

友だちの中にも、30歳過ぎた息子と住んでいる人がいます。

 

何故日本では「ひきこもり」が多いのか。

一つは、成人した子どもと同居し続ける親が多いからだそうです。

世界中を見ても、そういう国は、日本と韓国、イタリアくらいだそうです。

今や「ひきこもり」の数も推計148万人とのこと。

 

これで何が心配になるかと言うと、親が死んでしまった後のことです。

今や「孤独死」は、高齢者だけではなく、若い人にも起こりうるからです。

「孤独死」の問題は、「8050問題」にも繋がっていくのです。

親が80歳になっても50歳の子の生活の面倒を見ないといけないってことです。

最近では「8060問題」なんてのもあるらしい。

親が亡くなり、還暦の子が残されるという形です。

もうこうなると、たいていは「孤独死」だそうです。

こういうのを「住宅ホームレス」って言うらしい。

社会と閉ざされてしまっているので、親にやってもらっていたことが、何一つ出来ないってことです。

公共料金の手続きも困難、ゴミ一つ捨てることもかなわない。

電気ガスを止められた暑い部屋の中でゴミに埋もれて熱中症で亡くなっている、なんていう例もずいぶんあるようです。

もはや「孤独死」「突然死」は高齢者だけの問題ではないのです。

40歳から64歳までの引きこもりは、実は女性の方が多いそうです。

引きこもりの怖いところは、セルフネグレクトになることが多いので、世話をしてくれる者がいなくなると、もう生きてはいけないってなることなんです。

男性の自殺率は、女性の2~3倍だと言われています。

 

よしんば実家に親と一緒に住まわせるのであれば、もちろん仕事はしっかり持たせて、生活費を少しでも入れるように親は仕向けていかないといけないでしょうね。

とにかく親に頼らず、自立させるようにすることだと思います。

子どもを自立させるところまでが親の仕事だと思っています。

やっぱりそういうところは動物の世界を見習わないといけないかもしれませんね。