ブロ友さんのご主人が、お風呂で脳貧血で倒られ、腰を強打し、今はブロ友である奥さんが、ご主人を介護する形になっておられます。
そこで、彼女を悩ませているのが、奥さんへの依存です。
動けないご主人は、何かと彼女を呼ぶようです。
それが今のブロ友さんのストレスになっているってわけです。
私が、ナニサマの介護をしていて何がツラかったかと言うと、この「依存」でした。
事あるごとに、私の名前を呼ぶナニサマに辟易して、最後は声も聞きたくないっていう状態になりましたから。
だから、ブロ友さんの気持ちがよくわかるのです。
今日の『徹子の部屋』のゲストは、キャスターでジャーナリストの安藤優子さんでした。
生キャスターを退いて3年が経つって言ってましたね。
変わらない姿で驚きました。
彼女のお母さんは、お洒落な方で、子どもたちにもオシャレさせるのが好きだったようです。
生地屋さんに連れて行って、気に入った生地を選ばせて、そのまま仕立て屋さんに行くような人だったとか。
なんだか私の母に似ているなって思いました。
もっとも私の母は、仕立て屋さんなんかには行かなくて、自分で仕立てたんですけどね。
料理も好きで、オシャレも好きで、おしゃべりも大好きだったお母さんがよもやの認知症。
お父さんが看ていたそうですが、そのお父さんが病気で先立ってしまい、独り暮らしを始めたそうです。
姉妹で通い介護をしていたけれど、だんだん依存度が強くなり、ワガママも言うようになってきたと言います。
ヘルパーさんを入れると、知らない人がキッチンに入るのをすごくイヤがり、断ってしまうのだそうです。
娘が行くと、四六時中、名前を呼ぶんだそうです。
最後は、もうその呼ぶ声がストレスになったと言うのです。
これって経験した人でないとわからないストレスだと思います。
とうとう施設を選択したのですが、3人の子どもたちを罵ったそうです。
認知症がそんな風に荒ぶらせるんだろうと思ったと言います。
施設で介護員の優しさや、セラピー絵画に出会って、お母さんが「自己肯定」出来るようになって、穏やかさを取り戻したそうです。
安藤優子さんから介護の話を聞くとは思っていなかったけど、内容が、介護した者にしかわからないものだったので、ブロ友さんの話も交えて、ここに紹介させて頂きました。
介護はどこまでいっても大変です。