皆さん、おはようございます。
吉村涼子です。

防犯防止やその他の事情により
書いた日と掲載が遅れています。
ご了承ください

 
今日のカウンセリングは「愚直さ」が
テーマでした。
 
そこで多くの皆さんが参考になるので
綴りたいと思います。
 
 チャック博士のラブパック・セラピーカードには
「愚直さ」というカードが
あります。
 
男性が女性と抱き合いながら、
もう一方では、
違う女性と手を握っています。
 
手を繋いでいる女性は
心の中では
彼が天使として
輝いています。
 
でも、よく見ると…
 
そうです。
彼は悪魔。
 
角としっぽが
それを示していますね。
 
でも彼女には
それが分かりません。
彼女にとっては彼は、
天使なのです。
 
利用されているのに、
分からない。
 
いえ、見えないフリを
しているのかもしれません。
 
不倫関係に
よくあるパターンです。
 
「妻とは別かれようと思っている」
 
そう囁かれ、
まんまと騙される事の
なんと多い事か!
 
カウンセラーの皆さんは
きっと日々そう感じているでしょう。
 
悪いのは
そんな嘘をついて
騙す方。
 
だから女性は被害者です。
 
クライアントさんの多くは女性で
被害者として
カウンセラーの皆さんに
現れるかもしれません。
 
そうしてカウンセラーの皆さんは
同情してしまうかもしれません。
 
でもこのカードは
示唆しています。
 
真実を見ようとせずに
「騙されて被害者でいる事」も
共犯者である事を。
 
愚直さは
何よりも、自分自身に嘘をついているのです。
 
本当はふさわしくない人なのに、
「愛している」
「運命の人に違いない」
 
このように言葉巧みに
自分自身に言い聞かせて、
自分を偽って生きるのです。
 
そしてカウンセラーの皆さんに
なんと可哀そうな事かと
哀れんでもらいに
やって来ます。
 
「私は被害者なの。
なんてひどい男に捕まってしまったのだろう!!」と
憤慨してくるかもしれません。
 
「そうよね、悪い男に捕まったものね」
「男運が無かったのね」
 
そんな反応は
いけません。
 
親や友人のような反応は
カウンセラーの皆さんはしませんでしょうが。あえて。
 
 
あら・・・?
これって
このセラピーカードと
同じかも。
 
だって
本当は
見えていたハズ。
知っていたハズ。
 
何かが
おかしいって。
 
例えば
「結婚しているって知らなかったの!騙された!」という
クライアントさんでも、
 
何年も結婚しようという関係でつき合っているのに、
相手の家族にも
友人にも会った事がないなんて
おかしくないです??
 
そうです。
クライアントさんのインナーチャイルドも
『なんかおかしいよね・・・』と
囁いてくれていたはず。
 
その声を無視し、
否定し、
『大丈夫よ!』と言い聞かせて、
 
『信じてあげなきゃ!』と
良い人ぶって、
 
何年も過ぎていたわけです。
 
このようなケースは
少なくありません。
 
「愚直さ」というカードは
前進を阻むもの。
 
前に進むのをためらい、
その言い訳として「愚かで素直な」行動を
取ってしまいます。
 
人生にロマンティックで非現実的な観念を抱き続けている事を
示唆していると、
このラブパック・セラピーカードの解説本には
記述されています。
 
 
 
チャック博士のラブパック・セラピーカードは
「恋愛」と「人間関係」のための
心理診察カードです。
 
ボックスには
「あなたとあの人に起こっていることの本質を
深層心理にまで分け入って読み解きます」
書かれています。
 
「ウワッ、なんでそこまで
分かっちゃうの?」とも。
 

この「愚直さ」というカード
恋愛だけのものではありません。
 
あらゆる人間関係にも
現れます。
 
例えば、
「今度こそ大丈夫だって~~」と
親にお金や援助を「おねだりする子ども」も
当てはまります。
 
30代、40代の自立しないアダルトチルドレンが
親に
「今度こそ、頑張るから!」
「今度は自立して立派になれるから」と
融資をせがむ事が
なんと多いことか!
 
それは
車だったり
アパートだったり
お金だったり
色々です。
 
そして
甘やかせて
「与えてしまう親」は
 
この「愚直さ」というカードの
メッセージを受け取る
絶好のチャンスが
訪れています。
 
「今度こそ、頑張るから!」
「今度は自立して立派になれるから」という言葉を
立証させる確実なプランがなければ、
 
「与えるべきでは
ありません」
 
『大丈夫よ!』と言い聞かせて、
『信じてあげなきゃ!』と
良い親ぶって、
盲目的になっては
いけません。
 
クライアントさんの
インナーチャイルドが
『この子ができるわけがない』と
囁いてくれている。
 
『前にもダメだったじゃない?!』
こう危険を察知してくれている。
 
なのに
その声を無視し
否定し
「与えて」しまう。
それは
後で
「やっぱりダメだった」と
傷つく結果を生みます。
 
 
 
「信じてあげた」方が
カンタンなのです。
 
自分を『大丈夫よ』と偽ってしまう方が
ラクなのです!
 
 
でも
そこをあえて踏みとどまり
危険を察知する「真実の目」を
取り戻しましょう。
 
カウンセラーの皆さんは
そのような方向を
示唆できるよう、
聴くのです。
 
「愚直さ」というカードは
人生を前進させるために
自分の悪いパターンを
ポジティブなモノに変容させようと
言ってくれています。
 
カウンセラーの皆さんも
クライアントさんとの関係で
この「愚直さ」に陥りそうな時は、
 
こう自分自身に
自問しましょう。
 
「嘘をついてない??」と。
 
「信じてあげた」方が
カンタンなのです。
 
自分に『大丈夫よ』と偽ってしまう方が
ラクなのです!
自分に嘘をついた方が
便利なのです!
 
でも
もう自分に嘘をつくのは
やめていい。
 
嘘をつかれないためにも、
嘘をつかない。
 
他人にも
自分にも。
 
そう自分自身に許可を出して
あげて下さい。
 
嘘のない「真実の関係性」を求めて
カウンセラーの皆さんも
前進しましょう~~おすましペガサス