皆さん、おはようございます。
吉村涼子です。
今月は特にテーマを決めずに
綴って参りましたが、
癒しの基礎である「感情」を
素直に感じることの
大切さをお伝えして来ました。
インナーチャイルドの癒しを行おうとした場合、
いかに普段、
自分のネガティブな思考や感情を無視しているかに
気が付かれる人は
多いものです。
カウンセラーの皆さんは
クライアントさんのそのような
姿勢を変えるように
導かねばなりません。
愚痴ばかり。
不満ばかり。
これは論外です。
が、ポジティブ過ぎて、
「平気なフリ」も
癒しは起こせません。
負の種を蒔かずに済むという点では
ネガティブばかりよりはマシですが、
いつまでも
真のやすらぎや
満足感、
幸福感は
訪れません。
本当の幸せを
望みましょう。
それはクライアントさん自身は
当たり前ですが、
カウンセラーもそうでなくては
なりません。
「好きで始めた筋肉トレナーのジムですが、
いざビジネスにすると
そうでもいかなくなり・・・」
と苦しまれる人を
私は多く見てきました。
傷ついた自分を癒し、救うという
素晴らしい体験をして、
自分もそのような事を提供しようと
始めても、
いざ仕事にすると
息詰まる。
それは目先の合理性や効率性、
利益を優先させてしまうからです。
それも悪くは
ありません。
そう気が付けたのなら
「よし!利益に目がくらんじゃったね、ボクたち」
こうインナーチャイルドに言ってあげて
また軌道修正すれば
いいのです。
何度でも間違え
何度でも失敗し、
そしてインナーチャイルドと共に
学んでいけばいいのです。
クライアントさんに
その事を教えてあげましょう。
未熟なインナーチャイルドに
嫌気がさすのではなく、
忍耐強く
共に学んでいく姿勢。
そのような姿勢を
クライアントさんに
お伝えするのです。
そのためにも
クライアントさん自身は
自分のネガティブな思考や感情を
素直に受け留めることが
できなくては
なりません。
そのクライアントさんを導くカウンセラーは
自分自身もそのようにして
更生してきた体験がないと
情報を教えることはできても、
クライアントには伝わりません。
カレーの作り方を知っていて
教えるのと、
実際にカレーを作った経験から
教えるのとでは
「伝わり方」が違うのです。
レシピをただ見ながら
作るのと、
講師から
「ここを気を付けないと
ダマになるのよ」と教わるのとでは
伝わり方が違うのです。
いかに普段、
自分のネガティブな思考や感情を無視しているか
カウンセラー自身も
日々、感じて気づいていなければ
なりません。
「いいえ!私は毎日、できています!」
このような「出来上がっています」「すでに完成しています」という姿勢は
謙虚さを欠きます。
完成に
終わりは
ありません。
生きている限り
目指す高みは
遥か上にあるのです。
出来上がったと思いあがる自分に
気が付きましょう。
出来上がればいいんだと思う
「自分」を知りましょう。
きっとインナーチャイルドに支配されて
しまっていたのでしょう。
インナーチャイルドの
自分の能力の無さや
価値の無さに
打ちのめされてしまったのでしょう。
そう気が付けば
自分の能力の無さや無価値感を
癒すという事に
意識を向ける事が
できます。
だから
何ごとも
「気が付く」事が
重要なのです。
クライアントさんの
症状を見て、
自分の在り方を知ることが
できる。
カウンセラーは本当に
一石二鳥なお仕事です![]()
溢れる愛を
思い出しましょう。
そうしてクライアントさんが
ネガティビティをポジティブに変容できるよう
向き合う重要さを
伝えてあげましょう。
