皆さん、おはようございます。
吉村涼子です。
カウンセラーの皆さんにかかわらず、
患者さんの中でも
「自分に自信が持てない」という
お悩みはあるかと思います。
そうです。
テレビや雑誌、SNSでも
「何かすごい事をしなければ」
すごくない感じがする。
そう思ってしまうモノばかりに
囲まれていると
そう感じてしまうもの。
すると、日々大きい偉業をすることばかり
考えてしまい、
それを自分に「できて当然。みんながやってるから」と
強いてしまいがちになりますから
依存症の人は特に注意です。
日頃から情報は
溢れています。
それに溺れないよう、
振り回されないよう
自分を保つよう
努力しましょう。
そこで
「どうしたら、自信を持てるようになりますか?」という
ご質問をよく受けます。
普通のカウンセラーなら
それをクライアントさんに
オウム返しで
お尋ねするところですが、
チャイルド・ワークを学ばれた
カウンセラーの皆さんは
いかがでしょうか?
はい、そうです!
「矯正ワークに移行する時期が来た」
ですね。
そのような質問が出るようになった
クライアントさんは
成長したのでしょう。![]()
素晴らしい~~。
矯正ワークに
進みましょう~![]()
学歴コンプレックスの人には
持っている資格を見てもらう。
自分では大した事ではない
運転免許証も
(ペーパードライバーでも)
立派な「資格」です。
虐待されて無力だった
幼少期に比べれば
随分の「進化」なのです!
クライアントさんに、
自分のインナーチャイルドにそれを伝えてあげるよう
導きましょう。
持っているモノでもいいですが、
これから目指しているモノでも
いいでしょう。
そのため、
私はクライアントさんと
「海外の大学に学びに行く」という
短期留学なども
計画するのです。
短期かもしれない、
数日かもしれない。
でも遊んで旅行する人より
立派な「矯正ワーク」に
なります。
だって一応
「私、海外の大学で授業受けてきたの」とは
言えます。
嘘でも
ありません。(笑)
何となくコテサキ戦法のような気がしますが、
それでいいのです。
時間とお金の都合も
ありますし、
本当に使いたい事に
それらを使いたいですし。
それから最も皆さんに
お勧めしてきたのが
小は大を成す
という考え方です。
それが今日のタイトルでもある
小は大を成す「小さい事に愛を注ごう」
です。
自分育て、
自分養育は
毎日おこなうのが
重要です。
しかも、大それた事でなくて
いいのです。
聞くと簡単なような
気がしますが、
実践となると
インナーチャイルドが邪魔したくなるでしょう。
あるクライアントさんは
お姑さんや義理の家族に
「いいフリ」をしたくて
豪華な懐石料理を作って
もてなしたそうです。
そのために懐石料理を
料理教室に習いに行ってまで。
勿論、皆から
「すご~い」と驚かれ
褒められたそうです。
でもその人の
インナーチャイルドは
ニーズを満たしましたが、
ますます傷を深めて行ったのです。
意外ですね。
でも「チャイルド・ワーク」を
教えさせて頂いている立場からすると
納得できます。
達成し
自信が付いたかのように
思えるのに、
実際は
インナーチャイルドに更なる
プレッシャーを与えてしまったのです。
「もっと」できないと
いけない。
懐石料理ができたなら、
次はフレンチかもしれません。
それとも、「こんなにできるなら、来月もね」と
オーダーされるかもしれません。
「もっと」できないと
いけないループに
ハマってしまう危険性が
あるのです。
もし懐石料理を作って
時間がかかり過ぎた、
美味しくなかったという
失敗をすれば
更に「自信を失った」でしょう。
できても
できなくても
インナーチャイルドにとっては
マイナスな経験にしか過ぎなくなるのです。
自信を付けさせたかったのに
かえってマイナスになってしまう。
ただ懐石料理を作るという偉業に
「チャレンジするな」という事ではありません。
リスクを恐れず挑戦する事は
素晴らしい事です。
自信がつくために
チャレンジしても、
「恐れ」や「コンプレックス」からでは
ニーズを満たしても
満たされないという事です。
では、どうしたら自信が持てるように
なるのでしょうか?
そうです!
たいした事ではなく
些細な事を
毎日、継続していくのです。
懐石料理でなく、
ご飯と味噌汁を毎日作れる
それだけでも
「すごい」と知る事です。
特に未熟なインナーチャイルドは
そのような素朴な事を
素晴らしいと
思えません。
地味なもの、
華やかなもの以外は
ダメだと思うのです。
自分には無理そうなモノを
あえて自分に最初から望み、
無理難題を突き付けるのが
インナーチャイルドです。
そうやって
いえ、
そうされて続けて育ち、
傷ついてきてしまったのです。
癒しましょう。
それと共に
毎日、小さい事を
達成できるように
練習を重ねるのです。
1回や2回
行うのが
「矯正ワーク」では
ありません。
些細な日常に愛を注ぎ
感謝できる心を
自分に育てるのです。
そう、懐石料理を毎月、
作らなくてもいいのです。
毎日、地味な食事を
欠かさず作る事こそ
素晴らしいし、
難しいこと。
食事の支度が面倒で「外食したい」人は
日々の食事作りにおいて
どこか頑張り過ぎたり
動線が悪く、
必要以上にエネルギーを消費しているのかも
しれません。
カウンセラーの皆さんは
些細な家事に
愛を注ぐ練習をしてみるのを
お勧めしましょう。
子育ても同じです。
お手伝いは
毎日、させましょう。
今日だけは疲れているとか、
テストがあるからと
理由をつけて休ませない事です。
一貫性のあるしつけを
心がけましょう。
でないと、学校の成績は良くても
大人になって社会に出た時に
一人で生き抜く力は
持てません。
子どもが死ぬまで
自分が生きて面倒など
見れないのです。
私たち親が死んでも
幸せに生きて行けるよう
生活力を付けさせてあげるのが
親の務めであり、
義務です。
小さい事で
いいのです。
生活そのものを
毎日、お手伝いと称して
実践させてあげましょう。
生活そのものを優先して
暮らせる習慣が付けば、
社会に出たり
結婚したりした時に
その子は初めて
その偉大な実践を
感謝できるでしょう。
今、大人でない
アダルトチルドレンの人は
今から自分が
自分の親に代わって
自分育てを始めましょう。
それも対した事でなくて
いいのです。
小さい事からで
いいのです。
私も小さい事ですが
これから
台所をキレイにして
朝ごはんを作ります![]()
今朝は共に
小さい事に愛を注ぎ過ごしてみませんか?
きっと大きい事へと
繋がるでしょうから![]()