皆さん、おはようございます。
吉村涼子です。
1月29日には
元気に挨拶し、運のいい人になる♪
というタイトルでおおくりしました。
「でも」「だって~」という
不幸体質口癖、
少し意識されたカウンセラーの皆さんも
いらっしゃるかもしれません。
日々、クライアントさんと向き合い、
自分の課題点を見つけ
向上できるといいですね。
私が皆さんにカウンセラーをお勧めするのも
ここにあります。
与えてこそ、
自分の成長に繋がります。
特に
「自分じゃな~~い!!」と思える
クライアントさんこそ、
自分の隠れた課題点を
見せてくれるのです!!
大事にしましょう~~。
さてカウンセリングでは
依存症のクライアントさんも
多く担当しますね。
その際、どのような事に
気を配るといいのでしょうか?
今日はこれに焦点を当てて
綴りたいと思います。
まず、
重度の依存症回復には
まずクライアントさん自身がそれを
自覚していなければ
なりません。
同時にその症状が
自分には手に負えず
どうにもコントロールできないほどのもので
人生を汚染してしまう!
という危機感も
なければ
なりません。
つまりクライアントさん自身が
自分の症状をよく理解しているかどうか、
その点を
患者さんとカウンセラーの
両者が承知しているかが
カウンセリングの結果を成功へと
導けるのです。
母親に連れて来られた。
恋人や奥さんに連れて来られた。
このような場合は
クライアントさん自身の回復は
望み薄でしょう。
何よりも本人が自覚し
本人が自らの意思で
カウンセリングを受けに来なければ
なりません。
母親や恋人、配偶者が
予約から交通機関から調べて連れてくるようでは
その先は明るくは
ありません
カウンセラーの皆さんは
この点をしっかりおさえておきましょう。
では
依存症の定義はどうでしょうか?
「果たして自分は病気かどうか、分からない」という
ケースもあるでしょう。
怪我や事故なら
身体のどこかに痛みや不具合があるので
「病院へ行こう」と
思えます。
風邪などの内科的な
不具合も
熱があるなど
自覚できるものなので
「病院へ行った方がいい」と
分かります。
でも心の病いや
依存症は
なかなか分かりずらいものです。
まして
依存症かどうか見極めるのは
難しいように見えます。
そこで
依存症の定義はどのようなものなのか、
知る必要があるでしょう。
たくさんお酒を飲むから
アルコール依存症かと言えば
違う事も多く、
毎日、飲んでいるから
アルコール依存症とも言えません。
たくさん飲んでも
アルコールに頼らない人は
依存症ではありません。
毎日の飲酒でも
ただの週間と言える人も
多いのです。
「私のお父さんはお酒を毎日飲みますが
依存症ではありません。
単にお酒が好きなだけなのです」とおっしゃって
かなり問題行動を起こしているお父さんのケースも
見られます。
どう見ても
それは
アルコール依存症では?!と思えるのに
そうでないと本人も
家族も認めようとしない場合も
あります。
では依存症かどうかを見極めるのは
どのようにしたら、いいのでしょうか?
それは意外と簡単です。
それは
「不安になるかどうか」です。
つまり依存症の定義は
ある依存対象となるモノがないと
不安になる。
です。
アイスクリーム中毒症状も
同じ。
男性依存症も
同じです。
それがないと「生きられない」かのように思えるもの。
それが依存症です。
量や回数は
関係ありません。
アイスクリーム1個食べるだけでも
依存症である場合もあれば、
2,3個食べても
単に食いしん坊だけという
場合もあるのは
このせいです。
毎日食べるから依存症というわけでもなく、
週に1回だけでも
それは依存症になりえます。
数か月前のニュースでも
「男性が交際相手の女性を殺害した事件」が
ありました。
原因は女性から別れ話を切り出されたせいだと
自供したらしいです。
「彼女無しでは生きられないと思った」と。
これがまさに
依存、中毒症状です。
冷蔵庫にお酒が入っていないと
「不安」になる。
それは依存症を
疑いましょう。
「夫が不倫しているのではと不安で、
携帯電話をしきりにチェックしないと
いたたまれない」
これは男性依存症の可能性が
高いでしょう。
不安だから
常に冷蔵庫に入れておく、
つまりいつでも飲めるように
「管理しておきたい」気持ち。
この気持ちがあれば
依存症の可能性が大です。
対象物が物であれ、
食べ物であれ、人であれ、
不安になる、
そのために管理したい
目の届く範囲に置いておきたい。
管理できるから。
これがあるかどうか
見極めてみましょう。
他者の場合、
それを本人に提示し、
本人が認め治療したいとコミットするまでは
回復は望めません。
また、
依存、中毒症状の家族を持つ人は
非依存症患者として、
これまた治療を必要とする人に
当てはまります。
ご本人は勿論のこと、
家族も全員、
違うアプローチからこの症状からの
回復へ取り組む必要が
あります。
これはDV問題にも
当てはまるでしょう。
先のニュース事件のように
依存症とDVはリンクしやすいのです。
先日アイスクリーム依存症の患者さんから
「最近はアイスクリーム依存はなくなりました
全然食べてませ~ん」
でも、よく聞くと
「心配で冷蔵庫にはいくつかアイスクリームのストックは
ありますけど」
つまり
「無いと不安で」
はい、まだ依存症でしょう

残念ながら・・・
男女関係では
「次、いつ会えるか」ばかり気になる。
気にする。
これは管理に当てはまります。
ですからせっかくデートで会えたのに、
次のデートが気になって
楽しめない。
となれば、
異性依存症の可能性が
高いでしょう。
自分が
家族が、
友人・知人が
そして自分のクライアントさんが、
依存症かもしれない。
まずは不安になるかどうか、
管理したいかどうか、
それで見極めてみましょう。
カウンセラーの皆さんは
この見極めが大事です。