皆さん、おはようございます。

吉村涼子です。

 

企業家のカウンセリングで多い

お悩みは

社員の指導について。

 

ビジネスマンもそうですが、

最近では女性でも管理職に就く事が

多く、社員の指導

こうした部下の悩みは

大きな課題のようです。

 

部下や社員は他人です。

 

まずこの境界線をとらえて

置かねばなりません。

 

他人の問題を

自分の事として

侵入してまうことが無いように

したいものです。

 

よく願望達成でカウンセリングに

いらっしゃる患者さんの中にも

こうした他人を変えようというお願いが

あります。

 

「息子が合格しますように」

「彼が私を好きになりますように」

「友人の病気が治りますように」

そして

「部下が働きますように」

 

これは「叶わない」ので

最初におさえておきたい

部分です。

 

これに関しては

次回

詳しくお伝えするとして、

今日は

「できるよう頑張ります」と言うのに

「やってこない部下」について

綴りましょう。

 

一般の心理療法や

ヒーリングコースでも

「やってきます!」

「頑張ります」

「努力します」

「やります!」

と言うのに

「できなかった!」と嘆く患者さんが

いらっしゃいます。

 

これは幼稚園期で学ぶ事が

できなくて

成育した可能性が

高い症状です。

 

でもこの時期だけに

限定というわけでも

ありません。

 

幼稚園期ならびに

幼少の頃の

発達障害が

そうさせている場合は

大いに考えられるのです。

 

それは

「魔術的な子ども状態」が

招いている

という事です。

 

子どもは魔術的です。

 

25年前くらいに

こんな事件がありました。

 

マリオのゲームにはまっていた

小学生が

マンションの屋上から

隣りのマンションに飛び移ろうとして

落下してしまいました。

 

典型的な魔術的な思考です。

 

自分にも「できるだろう」という

思考です。

 

幼少期には

実は正常な思考なのです。

 

子どもは

何にでも

興味を示し、

公園に行けば

大きいお姉ちゃんが乗っているブランコを

お兄さんが蹴っている

サッカーボールを、

自分もやりたいと欲求します。

 

自分には絶対できない事であろうとも

「できる!」と確信し

トライする力

チャレンジする力は

この魔術的な思考無くしては

あり得ません。

 

トライして

出来なかったとしても、

やはり

「できる!」と確信しているので、

懲りずに又トライするのです。

 

こうして何度も

チャレンジを繰り返す事で

ブランコに乗ったり

サッカーボールを自由自在に蹴ったり

できるようになり、

成長していきます。

 

その過程で

やがては

自分の能力の限界なども

見えてきて、

その分を補うために

鍛練を重ねようと

成長していきます。

 

幼稚園期の前の

歩行期は

この魔術的な思考が

とても強烈です。

 

できないのに

「やってみる!」と

言い張り

親を困らせるのです。

 

例えば親が急いで銀行に行きたいのに

玄関で子どもが

「ボクが一人で靴を履き、ヒモを結ぶ!」と

言い張るなどです。

 

こうした子どもの

能力以上の事を

確信して「できる」と思う

魔術的な思考は、

時に大人を困らせます。

 

が、子どもにとっては

大事な成育過程です。

 

むやみに奪わず

見守る姿勢は

重要でしょう。

 

でも忙しい周りの大人は

しびれをきかせ、

「できないでしょ!」と

頭ごなしに怒鳴りつけ、

靴を奪い取り

さっさと履かせて

出掛けがちです。

 

大人からすれば

無理もない話です。

 

何しろ急いで銀行に行かねば

支払いができなく

困った事になってしまいます。

 

でも3歳の子どもには

その事情など

理解する事は

不可能です。

 

「パパの大事な用事で

早く銀行に行かなくてはダメなの。

どうしてかと言うと銀行は3時で閉まってしまうからなの」

 

こうした根気強い

しっかりした説明なしに

「できないでしょ!」と大きな声で叫べば

「怒鳴られた」という記憶しか

3歳の子どもには残らないでしょう。

 

大人でも

「言ってくれれば分かったのに」と思う事が

多いのに、

子どもであれば

尚更ですね。

 

こうした些細な事件で

心に傷を作ってしまう。

 

だから誰のせいでもない。

チャイルド・ワークは

その観点から、

傷を癒して

「嫌な記憶」を浄化するというものです。

 

双方、仕方ない事情での

こうした経験が

修正しておかねば、

子どもには

やがて

「できない」という自己認識へと

移行してしまうのです。

 

そのまま

学童期に入ってしまうと

この自己能力が決定されてしまいます。

 

「私には無理なんだ」

「私はできないだろう」

「どうせ何をやっても下手なのよ!」

 

不可能でないこと

少し練習すれば「できる」ような事さえ

やる前から

「諦めてしまう」ようにパターン化が

始まってしまうのです。

 

幼少期の

特に興味を持ち

何でもトライしていた歩行期あたりから

それは芽が出ていたのです。

 

「チャイルド・ワーク」は

幼少期の発達障害を

1つ1つ丁寧に

見返すのも

そこに理由があります。

 

さて上司が

いつも「できない」部下に

「これ頼む。できるか?」と聞いたとします。

 

「はい!」と部下は答えるか

 

「できません」と答えるか。

 

もしくは

「できるよう頑張ってみます!」と

答えるのか。

 

どの答えも結果は・・・・

 

やらなかった部下が

出てくるはずです。

 

 

いつもできない部下は

いつも「はい」とその場をやり過ごすパターンが

出来上がっています。

 

「できなせん」と頭から拒否するのは

自己能力がゼロだと確信しているからです。

相当、癒してトライするという経験を

何度も練習しなければ

その部下は変わる事は

ないでしょう。

 

「できるように頑張ってみます!」と言う部下は

魔術的な思考から抜けられない状態です。

 

それは

「もし結婚すれば私の全ての問題は解決する」

「お金があれば、変われる」

「自分が一生懸命に働き大金を稼げば、妻は幸せになる」

という考え方です。

 

インナーチャイルド・ワーク

本当の自分を取り戻す方法」の著者

ジョン・ブラットショー氏は

「ある女性は自分が料理とセックスがとても上手であったならば、

夫は働き過ぎや酒やギャンブルをやめるだろうと考えています」

 

「学位を得ること、家を持つこと、子どもを持つこと、プールを持つこと、恋をすること、高収入を得ることこれらは全て魔法のことばです」

述べています。

 

やらない部下

できない社員は

 

幼少期に魔術的な思考で

正常に発達できなかったため

大人になっても

その子どものままで

止まってしまっているだけなのです。

 

そうした人は

正常に成育しなおし

魔術的な思考から

成熟した大人へと変化させましょう。

 

「チャイルド・ワーク通信プログラム」を

受講した皆さんは

幼稚園期の矯正ワークに

進むのがお勧めです。

 

さて本人ではない

こうした場合、

上司や雇い主はどうしたら

いいのでしょうか?

 

「やってこない」は変わりませんし

望めません。

 

自分の

コミュニケーションを変えて

じっくり部下や社員と

対峙するのをお勧めします。

 

それには

カウンセラーのノウハウが

大いに役に立ちます。

 

私はカウンセラー養成コースで

詳しくお教えしていますので、

そうしたプロに

習うのが一番いいかと実感しています。

 

他人は変えられませんが、

自分は変われます。

 

しかも今すぐに。

コミットさえして鍛練すれば

そうした部下の扱いも

できるようになるでしょう。

 

自分が変われば

実は

相手も変わるのです。

 

そのためには

「なぜ、やらないんだ!」といつまでも

相手に自分の注意を向けない事です。

 

これは自分のパワーを

相手に与えてしまい、

相手が

主導権を握っている状態である事を

示しています。

 

以前イエローについて綴った記事のような

状態です。

(詳しくは金色と「お金」の関係を矯正プログラムコースで学ぶ☆彡を

どうぞご覧ください。)

 

 

それには

まず

チャイルド・ワークの基礎を

カウンセラー養成コースより先に

学んでおく必要もあるでしょう。

 

さて次回は

「やります!」「努力します!」

でも「やってこない」

部下の症状について

もう少し具体的に綴りたいと思います。

どうぞお楽しみに。