皆さん、こんにちわ。

吉村涼子です。

 

先日テレビで面白い番組を

拝見しました。

 

そこには

人生で出会う異性に

結婚相手として決めるなら、

3.78人目で決めるといい。

という内容がありました。

 

2人の男性にそれを理解できるように

ある実験を行ったのです。

 

10種類のカレーを

1種類づつ出され

そこから1種類のカレーを選んでもらう。

というものでした。

 

その1種類だけのカレーは

「自分が一生そのカレーだけを食べる」

という基準で選びます。

 

ですから

カレーと言えども

真剣に選ばなければならないというもの。

 

2人のゲストは

それぞれ1品づつ出されるカレーを

慎重に見定め

司会者から

「どうですか?このカレーにしますか?」と

聞かれるごとに

「いや、まだ。次に行ってみよう」と

答えました。

 

そしてどんどん

カレーはスルーが続き

残りが少なくなっていき

「どうしますか?これを選ばないと

あとの2品で選ばなければなりませんよ」と

言われます。

 

あと1種類しか残りがない。

8番目のカレーは

ミドリかブルー色したカレー。

 

これでは選びように

ありません。

やはりスルー。

 

そして、とうとうと言うか

遂にと言うか

いよいよ最後のカレーが

出てきました。

 

それは普通のカレーと違う

個性的なカレーでした。

 

勿論、2人は

そのカレーでも

「いいや」と答えます。

 

が、それまで決めなかったカレーに

戻ることはできません。

 

必然的に最後に出てきたカレーにするしか

ない

という結果になりました。

 

それに対して2人の男性ゲストは

「4番目のカレーでいい」と

ハモりました。

 

そこから司会者は

留保水準という法則を

説明したのです。

 

人間は次々に出て来ると思うものは

「期待が生れてしまう」

そこで

「次はもっといいものに違いない」と

期待が湧き、

決めれないというものでした。

 

それを見て

私も生徒さんやクライアントさんを見ていて

その保留水準のために

チャンスを逃していたのだと

気付きがありました。

 

数が多ければ期待が高くなる。

出会いが多いと思えば、水準が高くなる。

もっと「いい出会い」があるかもと

思ってしまう。

 

自分の現状も把握できていないと

尚更

期待が大きくなるというわけです。

 

この保留水準の法則で

多くの出会いを逃してしまう。

 

テレビの司会者は

3,78人目までに見切ることが

重要。

と締めくくりました。

 

私の提供する授業も同じことが

言えるかもしれません。

 

期待ではありませんが

決めるのは「次も見てから」と思うパターンです。

いつも良い授業をしているから、

次々授業やコースが設定されるから

本当に困った時だけでいい。

もしくは次でもいい。

そう思ってしまう。

 

次でいい。

そのうちでいい。

そう思って

そのチャンスを逃してしまう。

 

後後になって

ああ。3回目のコースを受けておくべきだった。

と後悔する羽目になる。

 

寒い冬になってから

夏にもっと働いておくべきだった。

というようなものとも似ています。

 

そのような意味では

この保留水準は

今この瞬間に生きるという事の

重要さを教えてくれるような気がします。

 

今しかない。

次は来ないかもしれない。

いや来ない。

 

だから今しか集中できない。

 

その連続が人生ですから。