『7つの習慣』(キング・ベアー出版)は大ベストセラーですね。
スティーブ・コビー氏が書いています。

そこには
「尊敬的なコミュニケーション」は、ある程度成熟した人が接するレベルである、
と記されています。

ですから、私のところに
「主人に思うように言えないんです」とか
「上司とコミュニケーションが取れないんです」とか
「子どもが言う事を聞いてくれないんです」」という
お悩みは
まずは自分が成熟する事から始めるのが
ベターと言えると思います。

ただ尊敬的なコミュニケーションができれば、
パートナーやその他の人たちとの
コミュニケーションがは万全かと言えば
違うようです。

この本には 
尊敬的なコミュニケーションは
「新しい創造的な可能性を、それだけで実現することはできない」とも
書かれているのです。

相互依存状態にあれば、ほとんどの人が「妥協」という道をとってしまうためです。
つまり
1プラス1は1.5にしかならない、というのです。

 けれども、そこで「相乗効果的なコミュニケーション」を行えば、
1プラス1は8、あるいはそれ以上になる。
そう解釈されています。

つまり成熟し
尊敬的なコミュニケーションが
まず行えるのが大事で
それを築けた上での「相乗効果的なコミュニケーション」は
それぞれの人の
能力以上のものを生み出し、そんな創造的な活動に参加することを各人が心から楽しむことになる
と綴られています。

そこには
高い信頼に基づいて相乗効果が発揮される事の
可能性の凄さがあります。

「相乗効果的なコミュニケーション」とは
1プラス1は8、あるいはそれ以上になる。

各人の能力以上のものを生み出し、
その創造的な活動に参加することを各人が心から楽しむことになる。

これこそマリアージュ。
先日書いた
「ワインテイステイング」記事の
ワインとチーズ
ワインとパン
ワインとおつまみetc....

の関係かもしれません。

お互い違うものが
しっかりと熟成され
「自分」というものを確立して存在する。

その2つが
出会い
尊敬的なコミュニケーションを
交わす。

さらにコミュニケーションに磨きをかけ
「相乗効果的なコミュニケーション」へと上昇していく。

それぞれの成熟した存在以上のものを
生み出し
パワーと可能性を何倍にも生み出す。

生み出された創造物は
まるで異次元のもの。

それはそれで
また楽しみが倍増する。
という関係性。
それを創造できるのが
卓越されたコミュニケーション。

違いのある2つの存在とは
どれ自体でも素晴らしいのですが、
それぞれが出会うために
存在しているかのようです。

この組み合わせで
こんなモノができるなんて・・・
こんな味がするなんて!
という驚き。
皆さんにも
あると思います。

ワインとチーズの
マリアージュのような
そんな出会いを
コミュニケーション術をアップさせて
果たしてみましょう。