日本でいちばん大切にしたい会社 未来工業㈱ | yosikuri2000のブログ

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劇団未来座を立ち上げて芝居の稽古に明け暮れ、その片手間に家業の手伝いをしていた浮体の若者が「いつでも遊び半分で仕事をしていてはいかん」と一念発起して創業した会社が住宅設備部材の製造販売を行っている「未来工業」劇団名がそのまま会社の名前になったユニークな会社。

年間の休日数は140日から143にある。しかも、売上高は320億円、経常利益額は40億円、売上高経常利益率は13%という高収益企業。こうした高収益は最近だけの数字でなく、この20年間見ても常に売上高経常利益率が5%以上持続している不況知らずの会社だ。

未来工業の売り方には特徴があり、大手商社を通さず、幸次業者と最も近い問屋と時価取引している。時価取引だから当然、幸次の現場に赴く、未来工業の社員が現場の方の意見を吸い上げることができるからお客の側に立った商品開発ができる。

未来工業は、常に考えると社是があり、提案制度というものがある。人の悪口以外で提案すると、1件500円が支払われる。採用、不採用にかかわらず1件500円が支払われる。新商品開発に結び付いたもの、職場の環境整備に寄与したもの、経費削減に貢献したものには最高で三万円が贈られる。


年末年始の休みは19日連続、始業時間は8時30分、就業時間は16時45分。パートさんは一人もいないという。昼休みは1時間、10時と15時に15分と20分の休憩があるから年間1,500時間の就労時間という。


ユニフォームがない。洋服代がかかるということで、洋服代手当としてベット現金で支給されている。


社員への愛にあふれ、明るい未来工業だが、平成7年に起きたい阪神淡路大震災では取引のある被災した会社へ債権を放棄した。その額は1億6,000万円という。