新参メーカー折り畳み自転車CARACLE | yosiko2のブログ

新参メーカー折り畳み自転車CARACLE

-新参メーカー折り畳み自転車CARACLE
http://www.caracle.com/


もう二ヶ月ほど前に相談された案件
新しい日本の自転車メーカーから折り畳み自転車を買ったのだが
シートポストが3°左に傾いていて乗ってられないと。

この事を知って私のブログでつぶやいたことも。
http://ameblo.jp/yosiko2/entry-12051623821.html

メーカーにこのこ事を写真付きでメールしたら酷い返事が!

写真の撮り方が悪い!
フレームは曲がってない!

なかなか認めないので下げ降りをたらして撮影しても


写真の撮り方が悪い!
これは適正範囲内だ!
DAHONやブロンプトンがどれだけの精度で作ってるか
あなた方は解ってますか?
と逆ギレの返事

こちらがDAHONもブロンプトンもこんなにフレーム曲がってたら
直ぐに交換為てくれますよと返事すると

こちらはちゃんと安全基準のテストに合格してるとか
フレームの曲がりに関係ない返答をしてくる

もう相手にならないと相談されたのがこのCARACLEだ。

そこでとった作戦はシートポストをφ31.8に細くして
角度を曲がってる分の3°降ったシムを作ってシートポストを起こす



でもシートポスト下げるとポストがの入るフレームに当たって下がらない











今度は2°傾けたシムを作りシートポストを下げてみた
結果はあと60mmって所で当たって通らない
ここでA7075の材料が切れ中断する事に


注文したA7075φ40の丸棒が来たので作業開始




もう左に3°傾いたのを完全に直すのは諦めてもらって
少しでも傾きを改善させる方向へ変更です
今度は1°に傾けたシムを作ります




穴の発進を穴の外形ギリギリはじっこからスタートしなければ
パイプ内径にまた当たってしまいシートポストが通らなくなってしまう


これで傾き1°のシムが完成




最後に割りを入れて確認です


シムはピッタリ入ります上から見ても今度は上手くシートポストが通りそうだ。






計ったとおり1°の傾きだと修正しきれません
でもシートポストは通るようになりました。
これでオーナーさんには勘弁してもらおう




この作業で使った材料の残骸
全てA7075の超超ジュラルミン
これらは全て私がボランティアで買っていて



色んな機材も時間も使っている

本当に対処しなければならないのは誰なのか!
よく考えてほしい。