姉からの電話が職場にかかってきた時から
ただ事では無いと思いました
父の死を告げる電話でした
翌日帰省して、冷たくなった父に会い
旅支度の手伝いをしました
父の足は細くなっていました
父は7年間の入院生活でした
お世話をしてくれた姉夫婦、姪達にお礼を言いました
・・・私は県外にいたので何も出来ませんでした
通夜には同じ地区の人達が沢山来てくれました
葬儀会場は多くの献花が飾られていました
遺影は若い頃の父でした
喪主の姉が感謝を述べ
働き者だった父との多くの思い出を語りました
兼業農家、更に船を持っていたので
父は昼夜問わず働き
私達に美味しいものを沢山食べさせてくれました
優しい反面、ワンマンな所もあり
高校生当時は反発して口をきかなかった事もありました
娘達を近くに嫁がせたいと思っていた父でしたが
私だけ県外に嫁ぎました
たまに帰省する私を父は暖かく迎えてくれました
小さな目、分厚い唇、高血圧は 父から私への贈り物
お父さん、ありがとう
安心して眠って下さい
私はこれからも頑張って生きていきます。