今日は町内一斉清掃日でした。最近参加していなかったので、張り切って8時からの参加です。私の担当はC公園ですが、余り私の区画の人は参加してくれません。3人で9時までの1時間で草刈を終えねばならなくなりました。私は道路に面した柵周りの雑草を処理して行きます。左腕が使えないので、右手でスコップを使い雑草を根っこから引っこ抜いて行きます。もう一人は反対方向から私と同じ処理をしています。最後の一人は竹林側担当ですが、鎌で草をどんどん刈っていきます。根っこ残しては駄目じゃないかなと思いますが、私は人の仕事には口を出さない主義です。

 

太陽が段々上ってきて、暑くなってきます。時間が無いので、凄いスピードで処理していかねばならず、ハアハアと息遣いも荒くなり、右手も疲れて来ました。他公園や道路担当者達は段々仕事を終えて、集めた雑草やごみでパンパンになったゴミ袋を収集所に持っていきます。ゴミ収集車が9時に来るのでそれまでに作業を終えねばなりません。C公園の惨状に気づいた自治会長が慌てて増員を呼びかけてくれましたが、もう時間が有りません。私は更にスピードアップして行きます。

 

流れる汗を拭きながら、中腰で雑草を抜いて行く為に途中から脚が動かなくなり、四つん這いで作業を進めて行きます。じりじりと日に焼かれ、足腰の痛みに耐えながら、久しぶりの労働に何とも言えない喜びを感じていました。他の参加者は皆仕事を持ち、今日の日曜は清掃作業です。以前は私もそうでした。会社を辞めてからずっと座ったままの作業や勉強、或いは病院通いだけです。忘れていましたが、労働ってこんなに素晴らしいのかと、改めてその喜びに身を震わせます。左腕が使えない、病院通いと子供の指導だけの使いようのないジジイですが、労働や仕事への憧れを生まれて初めて感じています。