これから関東地方は雨が降ると言うので、都民の山である高尾山を散策しました。先週は隣の山を散策したので脚の筋肉痛が酷くて、手術後の肩も痛くて、肺も痛くて、痛い所だらけで登りました。夕方から帰化した中国の男の子を指導せねばならず、早足で回ったのも疲労を長引かせる結果になりました。でもその日は雲一つない快晴、富士山も雲一つなく全貌をずっと見せてくれます。平日とは言え、お年寄りを中心に、遠足でしょうか、小学生、中学生、高校生の団体が幾つも登って来ます。いよいよ初夏の訪れです。

 

高尾山は誰でも登れる山ですが、それは登っては平坦な道が交互に来る為、余り心肺に負担がかからない為です。昇り降りして結果、距離にして16km、登った高さは1200mとまあまあなのですが、もしこれが登りだけの急登なら、300mで貧血ダウンでしょう。血圧上が100以下、赤血球数L、ヘモグロビンL、葉酸Lと全てが低く、CRPだけが800を超える事もあり、心臓欠陥も医師は調べようとしています。中学生の時からずっと悪性貧血なので慣れてはいるのですが、今は肺も心臓も弱体化しています。看護師さんにフラフラしない?と良く聞かれるのですが、実際倒れているので「そんな事もありますかね」と答えています。

 

実はもう山の雪も解けているので、高度2500m程度で、直登800m程度の山をチャレンジしたいと思っています。それも来週のCT結果次第でしょう。内科医には貧血の事も真剣に相談せねばなりません。美しく、心に残る山の姿を拝む為には、幾つものハードルをクリアせねばなりません。2500mを超えると森林限界を過ぎた、岩ゴロゴロの場所ですから、危険なのです。今年、特にこの季節、60歳を超えた登山客が何人も遭難しています。私の様に自分の力を過信した人達です。本当は、高尾山の様なワイワイガヤガヤ楽しそうな学生さんの遠足で十分なのでしょう。でも、人に迷惑をかけずに、登れる時にチャレンジしたい気持ちは持ち続けるべきなのでしょうね。

 

貧血グレード2~3危ない(私の姿です)