すいませんが、ここに書く事は素人の読み取りなので責任を持つ事が出来ません。お許しください。

 

TTF-1陽性肺腺癌と言う言葉が有りますが、いったいこれが何を指すのか全く知りませんでした。少し調べたのですが、未だ全然分かりません。愛知癌センターが3年前に報告していますが、TTF-1陽性の場合、肺腺癌細胞の増殖や転移に適した環境を作るSRGNが沢山出ない様に、DNAメチル化が体内で行われているそうです。逆にTTF-1が陰性だと、SRGNが沢山出て肺腺癌の高悪化をきたしてしまうそうです。でもそんな事医師から聞いた事無いぞ

 

内科医は普通、患者の不安をあおって通院を勧めます。薬を沢山消費させるようにします。でも癌の治療医は違います。嘘は言いませんが、本当の事も「こちらから聞かないと」言いません。そう言う病気なのでしょう。気管支鏡検査で採取した細胞は特殊な抗体染色をして顕微鏡で見ます。その時CK7陽性でCK20に陰性なら肺腺癌と解ります。TTF-1陽性ならSRGNの高発現が分かります。但し肺癌診療ガイドラインCQ16には「形態学的に組織型を決定できない場合に」免疫染色を勧めると有ります。じゃあ、明確に肺腺癌と判断された私の場合、TTF-1検査は遣っていないのでしょうか?

 

実際CQ14にも書かれていますが検査センターは、気管支鏡検査で採取した細胞のバイオマーカー検査だけでも大変なのです。EGFRはリアルタイムPCR、ALKはFISH法か免疫染色、ROS1はRT-PCR、BRAFはNGS、加えてPD-L1も免疫染色と異なる方法必要です。検査機は自動でも、サンプル処理は手仕事なのですから。私の主治医が検査センターから「遺伝子変異無し」の結果を聞いて、もう深追いしなくて良いよと言った意味も今では分かります。一方、特定の抗癌剤や免疫チェックポイント阻害薬が効かずにTTF-1検査を行う人もおられるでしょう。神の作られた人体の複雑さを恐れると共に、全ての方に良い結果が出る事をお祈りします。尚、陽性率は80%以上と聞いています。