れいらさんが2月28日のブログで触れられていますが、抗癌剤の効き方は個人のPD-L1とTTF-1の発症率に依存している場合が有ります。DP-L1は免疫チェックポイント阻害薬(ICI)で良く出て来ますが、TTF-1はICIと化学療法の効き目を左右する遺伝子調節タンパクです。肺腺癌では60%以上が陽性だと言われていますが、陰性の場合ICI+化学療法の効き目が悪く(特にペメトレキセド+ICI)大きな問題として提起されています。

 

肺癌は全身癌で、転移すれば完治は難しくなります。その上遺伝子異常もなく、PD-L1発症率も低く、TTF-1も陰性ならどうすれば良いのでしょうか。60歳以下での発症率は少ない上に、全てが薄い確率を引いてきたとしたら嫌ですね。

 

まあ、人生半分以上は運ですからと諦めてみるのも一つの方法だし、後の半分は自己責任と自分を責めるのもアリでしょう。何時も冷静に自分を眺めているつもりでも、診察前の深夜に書くブログはどうしても否定的な物になってしまいます。これも仕方ない事なのでしょうね。