今日は東京も朝から雪。昼間窓から見える竹林とその下の児童公園にどんどん雪が降り落ちて行きます。埼玉まで車で行っている妻は大丈夫だろうかと心配していると、やはり雪で道路が動いていないと連絡が有りました。嫌な感じはしたのですが、降雪量が数ミリだと言うので安心していました。今日行くのを強く止めておけば良かったと後悔です。

 

そして夜になり、ブログ仲間のお一人の死が伝えられました。彼は、私と同様遺伝子異常が有りませんでしたが、何時も気丈で、勇気に溢れ、前を向いていた方で、私は何時も勇気を頂いておりました。一昨日迄ブログがアップされ、緊急入院すると言っていたので、余りの展開の速さに驚きました。これまで何度も同じ様な気持ちを経験してきましたが、肺癌の無常さは変わりません。奥様が、亡くなったご主人と同じ文体で報告され、私達への気遣いも書かれておられました。二人でブログを書いてこられたのかな、とも思ってしまいました。お亡くなりになりましたが、私達の心の中にはずっと「彼の前向きな姿」が残って行く事でしょう。

 

数ミリと予想された積雪量予測は25cmまで増え、多くの通行止めと、渋滞を乗り越えて妻が帰って来ました。その前に、彼女がドアまでで足が濡れない様にポーチの雪かきをしようと、動く右手だけでスコップを使いましたが、水分を含んだ雪は厚く積もり、私の片手を簡単に跳ねのけてしまいました。心に痛みだけが残り、無駄な努力に終わってしまいましたが、私は「決して無駄では無かった」と思うのです。