この名作の感想を書くなんて、本当におこがましい事なんですが、備忘録として残しておきます

(^∇^)



(原題:나의_아저씨)は、韓国tvNにて2018年3月21日から5月17日に放送されたテレビドラマ

全16話。制作スタジオドラゴン



あらすじはこちらをご覧下さい


ここからネタバレ注意⚠️です 

ここからかなり文章長いです💦


パク・ドンフン部長 パク家次男

 (故イ・ソンギュン)

建設会社に働く、優秀な技術者。無口で自分の感情を抑えてしまうタイプ。イ•ソンギュンさん、とてもいい演技でした。IU演じるジアンが好きになる気持ちが回を追うごとに凄く分かりました。ジアンと男女の仲にならなかったのが本当に良かった!こんなに裏表の無い人っているの?!でも、そこをイ・ソンギュンさん、上手に演じて視聴する私達に違和感を与えることなく演じておられました。

このドラマは、イ・ソンギュンさん無しでは成立しないと思う位、役にハマってました。



イ•ジアン派遣社員 (IU)

ストーリーの8割は暗い表情だったイメージ

幼い頃に、両親を無くし、聴覚障害のある祖母に育てられた。

鍵になる盗聴ですが、ストリーの大半が盗聴されるドンフンの声が聞こえてきます。私の中で聞いてはいけないモノを聞いてる心理が働き、どうしてもしっくりこず、見ていてとてもしんどかったです。ジアンも分かってはいても、ドンフン部長のことが気になったんですね😔や、でもこれはれっきとした犯罪、会社の珈琲スティックを持って帰るのまでは目を瞑っても、盗聴と、間違ってドンフンに送られた商品券を盗むのは犯罪行為!後に、商品券は返したけどね。ジアンの生い立ちが、生きる為にここまで大胆なことをやる人間にしてしまったのか。。。

ある意味犯罪者。。前半は大胆なジアンのことが少し怖かったです。

だから、ラストの普通のOLになり同僚と仲良くカフェで珈琲を買ってる姿を見て、自分の居場所の見つかったジアンに、心から安堵しました。

でも、そう思わせるくらい、IUの演技も凄く良かったです。映画「ベイビーブローカー」のIUより断然ハマってました。




パク・サンフン 高学歴無職 パク家長男

 (パク・ホサン)

元一流企業に勤め、早期退職して事業を立ち上げるが失敗し借金まみれ。借金取りに追われるため、実家に身を隠してます。奥さんとは険悪。

愛すべき、パク家の長男です。本当に長男?と、思わせるほど頼りないですが、情に脆く慈愛に満ちてます。ジアンのハルモニが亡くなった時に、花輪や祭壇の果物を葬儀会社に頼んだのはサンフン兄さんですね。そして、弔問客も声を掛け。。。

ここまで出来る人はそうそういないと思います。。。ホント、しんどい私はどれだけ助けられたか🥺

しんどかった私の癒しでした。途中、弟と兄弟掃除店を始めるのですが、掃除しながら歌う替歌?!が

アドリブ?なのか、なんか笑えました。

時折、涙目で語る演技が心に沁みました。

ラスト、別居中の奥さんとよりを戻すようで良かった。仕事も順調なんですね!たぶん。


パク・ギフン 元映画監督 パク家三男

 (ソン•セビョク)

短編映画がカンヌ映画祭に進出。期待される新人映画監督だったのだが鳴かず飛ばず。血の気が多くて喧嘩っ早い。

あまり、お見かけしない俳優さん。でも、役柄の元天才映画監督が見た目からと、言動からとてもあってました。パク家の三兄弟、なんかバランスとれてますね〜それぞれ、性格が違って。

ラスト、過去のトラウマを乗り越えたユラ(クォン・ナラ)の映画をみて、また、また自分もメガホンを取ろうと思い立ちシナリオを書こうと机に向かうギフン。「ノッティングヒルじゃなく後渓(フゲ)ヒル」ジュリア・ロバーツ&ヒュー・グラント共演作品

これを、ユラとギフンで書くのね🤔うーん、現実は難しいよね。でも、そこがまたリアルで良かった要素かな。



カン•ユニ 弁護士   (イ•ジア)

ペントハウスに出てましたね〜、社長との不倫は私も「それはないわ」と思い、後に、ドンフンに「見る目がなさすぎる」と言われてましたね。あの時のドンフンの演技、辛いですね。言ってることが正論過ぎて。

ユニは夫を愛しているのに、自分が一番じゃない、寂しかった、う〜ん。彼女も、寂しい人生だったんでしょうね。ドンフンの仲間や家族にいつも疎外感を抱いてて。でも、後輩の社長とデキて離婚しようとしたユニは、それは違うなぁ〜と思って見てました。どっちから始めたんだろ、、、ドラマ内で描かれてたら見落としてるわ〜

私には刺さりませんでしたね。ただ、ただ、ドンフンが可哀想でした。


ト・ジュニョン 社長 ドンフンの後輩 

(キム・ヨンミン)

直近では涙の女王に出演されてました〜

この方も、元々は舞台俳優をされてた様で、愛の不時着の耳野郎で時の人になりましたよね。

ジュニョンも、眼差しと口元で演技しますよね。

悪人から善人までなんでもこなす。でも、基本この人の瞳は何かを語ってそうな目なので悪人を演じた方がしっくり来るかなぁ、私的に。

ト社長、最後は失脚しちゃうんですが、ドンフンにト社長が罠を仕掛けてもジアンの機転で難を逃れるドンフン。シナリオが良く出来てるな〜って毎回感心してました。



イ•グァンイル 高利貸金融業者 (チャン•ギヨン)

約6年前のチャン•ギヨンだ〜 若い。

この人も、ある意味周りの大人達に恵まれなかったうちの一人。子供の頃は、ジアンのことが好きで、同じ職業の父親に殴られるジアンをかばって殴られたり。お菓子をくれたりと優しかったグァンイル。

そんな優しかった子が、どうして父親と同じ道を選んだのか。。。ここは、もう少しグァンイルのことも掘り下げで撮って欲しかったな。

でも、ラスト、苦しめてたジアンを救うのもグァンイルだし、そのグァンイルを救ったのもドンフンの優しさだよね。


ボンエ ジアンのハルモニ (ソン•スク)

おばあちゃんの静かな手話で、語るストーリーも私の心を落ち着かせてくれました。

療養院で、ジアンに「全ての縁は、不思議で、尊い縁なの」「幸せに暮らすことが恩返しになる」

本当にその通り。自分にも通じるこの言葉。常に気を付けてご縁を大切にしていきたいです。   


他にも、後渓(フゲ)の街に住む幼なじみ達、皆んな魅力的で暖かくて個性のある人達ばかり。。。

ジョンヒ(オ•ナラ)も大好きだったなぁ

生まれ変わるなら、この町に生まれたいというジアンに「そうね、来世でもまた会おう。考えただけでうれしい」本心で言える優しい人なんです。そして、本当は寂しい人なんです。



韓国のオンマ役が名演の、名優コ•ドゥシムさん。そして、実際に亡くなった母を思い出したと言うイ•ソンギュン。

  


総評として(勝手な私の戯言です)

とてもいいお話でした。乗り越えて本当に良かった!

でも、やはり常に見ていてしんどかったです。

辛い部分は、ドンフン(イ・ソンギュン)のイケボに助けられ、またある時は愛すべき三兄弟の長男、三男に癒されながら乗り越えました。

ドンフンもジアンと出逢うことで変わり、そのジアンも凄く変わりましたね。韓国ではジアンみたいな幼い頃に親を失い、働きながら障害のある祖母の世話をする様な存在を「少年少女家長」と言うそうです。辛いなぁ〜

私が見ていてしんどかった部分のもう一つの理由が、リアルな演出にもあったと思います。

貧乏やドン底のドラマはありますが、トッケビなんかはウンタクが明るかったのと、ファンタジー要素もあったので楽しめました。でも、マイディアミスターの場合、現実にいる普通の人々を描き、どんな人でも悩みがあり、その成長過程を描いたのがリアルな演出でしんどかったのかな?と思いました。

また、台詞量も多くないですか?

視聴中ちょっとスマホ触ったり、珈琲を取りに席を立ったりすると大切なフレーズを逃してしまったり

(>人<;)

後で、大切な場面は伏線回収の為、リピートしてくれるんですが、後でアレ?こんな会話あったけ?っ思うこと多々あり、何度も戻してみてました。←集中しろ

これも、しんどかった要素?かなと思います。

あっ、ケチを付けてる訳じゃありません!ストーリーの完成度もよく、ラストの主人公二人の表情で一筋の光が空から降り注ぐ様な清々しさがありました。勿論、涙なしでは見られない良質のヒューマンドラマでした。


盗聴していたからこそ、耳は覚えています。アジョシの声に気付くジアン


成長した二人。この笑顔で、乗り越えたことが分かりますね!




はぁ〜、コロナに感染した今だから一気に見て、記憶が鮮明なうちにblogに書き残すことができました。

本当は、まだまだ書ききれてないことが多くて、、

でも、長くなったので、ここで一旦終えます。

お付き合い頂きありがとうございました♪

안녕バイバイ