戦争、飢餓や貧困、犯罪が蔓延している人類史。
これは本来の神の願った世界でなく、堕落した世界だから。
なら、いつ堕落し、その原因は?ということで遡る事、人類始祖まで。
人類始祖の堕落によって、悪なる人類史が始まった。
堕落の原因は「取って食べてはならない」とした「神の戒め」を破った事。
天使とエバから始まり、アダムによって堕落が確定した。
天使の動機は「愛の減少」からくる「過分な欲望」である。
エバの動機は「時ならぬ時に、時のものを願った過分な欲望」である。
「堕落によって生じてきた恐怖心から逃れたいと願うその思いから、アダムを誘惑するようになった。」
「非原理的な愛の力は、アダムをして、創造本然の位置より離脱せしめ」と原理講論にあるように、アダムは誘惑に負け、罪の人類史が始まったのです。
更に原理講論には
このことから、誰を問題にしているのか?と言えば「アダム」です。
「アダム」さえ何とか「神の戒め」を守っていたなら、復帰(天国実現、人類復帰)は容易だったとしているのです。
天使やエバも重要なのですが、主要人物はやはり「アダム」なのです。
堕落の出発点の天使でもエバ(女性)でもなく、堕落を決定づけた、帰結せしめた「アダム(男性)」に最終的な責任があるとしています。
では失敗の責任を誰に取らせるか?
やはりアダム(男性)です。
だから、復帰歴史の目的は「後のアダム(男性)」すなわち「メシア(男性)」であり、「後のアダム、メシア」「一人の男性」を求めてきた歴史と言えるのです。
復帰歴史が女性を求めてきたというのは、やはり間違いなのです。
教会内の混乱も「堕落の動機と経路」から説明がつきます。
文師(アダム)以外は天使なので、愛の減少感、過分な欲望を持ちます。
少し位置が与えられると、もっと他の人(特に上司)に評価されたい、もっと自分は出来るはずなどど過分な欲望によって思い上がります。
比較し、あの幹部より自分は評価されたい、そして評価されない事に対し「何故お父様はあんな人を用いるのか」と転嫁することで、心の不安を鎮める方もいるしょう。
「過分な欲望」を抱き、欲望を満たそうと結果を求めます。
地位であったり、財であったりを欲するようになります。
或いはもっと心理的もの、愛してほしい(評価して、褒めてほしいなど)が得る事が出来ずに、その怒りが、本然のアダムへの逆恨みとなることもあるでしょう。
様々な減少感(不満)を感じている天使たち、様々な過分な欲望を持った天使たちがいます。
そこに、何も知らない(原理を学んでいない)、純真なエバがいます。
しかし、そのエバも減少感(もっと愛して欲しい、評価してほしい)で一杯です。
(*これまでの韓総裁のメッセージを聞けば明らかです。)
これら天使たちとエバが相対基準を結ぶことは容易い事です。
そして「見て良く、取って食べるに好ましい」と誘惑する天使たち。
ある天使は、「あなたこそ女メシアです。」と言って、持ち上げ偽神学「女メシア、復帰歴史の中心は女性」を作る。間違った動機と経路で出来た神学も、やはり間違いです。
ある天使は、「お父様は何も解っていない、お母様が正しい」と言って、すり寄り、実権をもらい、公的財物を私的財物へ名義を変え、横領する。
希望は人類始祖の堕落と違い、アダムは誘惑に負けませんでした。
「先生はいい加減に生きないんですね。
オモニがしようというままにしないんだね。
神様がしようという通りするんです。」と御言にある通りです。
しかし、そんな文師も聖和しこの地上にはいません。
これが現家庭連合(天の父母様聖会)の現状となっています。
敬愛する文師も神の心情を理解し、人類史の過ちを知り、志を抱き、責任を持ちました。
ならば、この実情を理解し、現教会の過ちを知り、志を持った者たちが、責任を持つべきと考えます。
間違いは間違いとして発信する。
清平を含め間違った過度な献金はしない。
これがブログ開設以後一貫して書いてきたテーマです。
資金が底をつけば、欲に群がった堕天使軍は去ります。
堕天使軍が去る事で、エバ(母)が本然のエバ(真の母)に立ち返り、真の母として真の子女達を「掻き抱く」日が必ず来ると思っています。
そういう意味では、国家権力による解散請求は間違ってはいると思いますが、解散請求されることで、韓国本部へ献金が行かなくなることは良い現象であると思っています。