コープスパーティBR 張り紙レビュー | yosiのゲーマー日和

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元ゲーム店員のゲーマー日記。
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月曜はゲーム以外の近況日記。
火曜日は週刊少年ジャンプの感想。
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アクションは苦手。RPG、テキスト系中心。

前回記事
原作紹介
レビュー 快適とは言い難いが
死亡シーンレビュー
   
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全巻買ってみた。

ゲームのストーリーほぼそのまま。

だから相当残酷だけど、

ゲームと違い白黒なので少しはマシだよ!

 

============

 

コープスパーティの魅力に、

《張り紙》がある。

 

張り紙は、一応ゲーム的には、

ヒントをくれる存在だ。

ゲーム進行により内容が変わることも多い。

 

が、基本的には、

主人公たちへの嫌がらせのような、

恐怖をあおるような文章ばかりで、

監禁気分を盛り上げてくれる名小道具だ。

 

「おまえたちは

 

ほんとうは

 

おたがいがきらい

 

いずれ

 

ころしあう」

 

↑実際にこうなってしまう、

エンドも存在する。

 

「せっけんで

 

てを

 

あらいましょう」

 

↑が

後で行くと。

 

「せっけんで

 

 

あらいましょう」

 

↑になってたり。

なんでもない文章でも、

後の脅しへの伏線になっていたりする。

 

 

「人体解剖図が

壁に貼ってあります……

 

……よく見ると、臓器の絵ひとつひとつに、

本物の血をなすりつけて色を塗った跡があります

 

↑血の描写が生々しく、

リアルな解剖図になってるのがかなり嫌。

 

「ろうかを はしらない

 

はしった せいとは 厳罰に処す」

 

↑この学校なら処されます。

地味に怖い。

 

「殺してやる」

 

↑真っ赤にでかでかと。

普通に怖い。

 

「おまえたちは

 

もう

 

出られない」

 

↑本当に出られなかった人が死んでるので、

説得力充分。そんな小部屋。

そのまま閉じ込められるという演出。

 

「下校時間を過ぎています

 

残された生徒は

 

 

 

 

 

もう帰れません」

 

個人的にかなり怖かった文章。

無味乾燥な感じが。

 

実はネタバレだけど、

これを実際にアナウンスするという演出があるが、

もう帰れませんのところが怖い感じでしゃべってた。

ちょっと興醒めした。

 

むしろ機械的にしゃべった方が怖かったように思う。

 

「一緒に行こうって……

みんなと約束したのに

 

どうして……僕だけが

置いていかれるんだ

 

……クルシイ

……クルシイよ……」

 

今までのは霊の仕業っぽい文章だったけど、

犠牲者の文章(思念?)が張り出されていることもあり、

それぞれの絶望と恐怖と苦しみを感じられる。

 

うろおぼえだけど、

こんなのも。

 

よりそう2体の死体のそばに

 

「僕らは

ここにきて、最高のパートナーに出会えた

 

父さん、母さん、先立つ不孝をお許しください。

僕らは、天国で一緒になります」

 

そしてすぐそばにこんな張り紙が。

 

「ばかな奴らだ

天になんかに登れるわけが無いのに」

 

死後の救いも許さない。

 

==========

 

そして一番印象に残ってるのは、

前回記事でも紹介したこれ。

 

《ここで死んだものは、

 

死んだ時の苦しみが永久に続く

 

泣こうとわめこうと解放されることはない

 

その苦しみの中で 生まれてきたことすら

 

後悔することになる》

 

相変わらず原文じゃない。

このゲーム、

チャプター(章)によって同じ場所でも内容が変わるし、

同じチャプターですらどんどん内容変わるので、

原文を狙って探すのが困難なんだよね。

 

逆を言うとそれくらい張り紙はバリエーション豊か。

実際にゲームをプレイしないと分からない要素。

 

みんなも機会があればプレイしてみて、

背筋寒くなろう。