・目次
この物語は現実を基にしたフィクションです。
登場人物名は仮名です。
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【2002年5月】
人不足の状況は変わらない。
そして、
僕のシフトは。
《ゴールデンウィークの始まりから、
3週間一切の休み無し》
は!?
なんなんだよ。
しかも途中に一日夜勤も入ってる。
いくらなんでも異常だ。
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ゴールデンウィークの5月上旬。
連休なので銀行は開いてない。
4日分くらいの売り上げが
\500万くらい溜まってる。
【妄想開始】
コレを持ち逃げしたらどうだろうか。
協力者がいれば可能だろうか。
しかし協力者が知り合いだと足が付くし、
かといって全く見知らぬ人だと分配が難しい。
そもそも信用できる見知らぬ人をどう見つけるんだ?
犯罪はするだけなら簡単だけど、
逃げ切るようにするのは難しいな。
【妄想終わり】
この話はフィクションです!(強調)
でも、岩越店長には約\100万を貸してる。
目には目をとちょっと考えてしまったことを、
責めないでくれ。
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伊勢左木町のゴールデンウイークは、
とんでもなく忙しい。
↑大規模な国際パレードで、
途中伊勢左木町を通る。
もう人人人。
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給料をもらえず。
休みも無く。
頼りになる仕事仲間が一部抜け、
ろくでもない新人たち。
どんどん心が荒んでく。
そして正式な日にちは覚えてないけど、
たぶん5月中旬。
ふざけるんじゃねぇ!!!!!!
僕が遂に切れた。
続く。