お晩でございます~
北海道は苫小牧のATX840 でございます!
先週末ネタの続き。
ヨメと湧き水を汲みに、羊蹄山のふもとに行ってきた。
雄大な山を見ていると、いつも走っている場所ではなく、この山の周りを一周してみたくなった。
いわゆる、エゾイチである。
前回のログでも書いたが、羊蹄山は蝦夷富士と呼ばれていて、ヨウテイイチでは語呂が悪いのでエゾイチなんだろう。
羊蹄山はニセコ町、倶知安町、喜茂別町、真狩村、京極町にまたがる1,898mの成層火山(今はコニーデとは言わないらしい)である。
山裾が長く、富士山のようにきれいな形をしているので蝦夷富士と呼ばれる。
ルートはこのような感じ。
等高線の幅が、どの方向でもほぼ変わらないことからもわかるが、どこから見ても羊蹄は美しい。
翌朝は5時半に目覚めたので、6時過ぎに朝食を済ませて出発。
真狩村までは約二時間なので、8時過ぎには走れるだろう。
と思ったのだが・・・
小一時間走ったところで、何気なく「忘れ物は無いかな?」と考えていたら、ヤバい忘れ物に気が付いた!
今履いているのはクロックス、このままじゃあ自転車に乗れない。
そう、シューズ(SPD)を忘れたのだ。 前日に色々用意をしたはずなのだが、その時からシューズのことは頭になかった(爆)。
一度、家に取りに戻って約2時間のロス・・・ 釣りで、リールやロッドを忘れたことがあったが、自転車でもやってしまった。
シューズが写っていないラゲッジ・・・
目的の真狩村には8時に着くはずだったが、10時になってしまった。
まあ、無事着いたのでヨシとする。
しかし、クルマを降りてみると、結構な風。
天気が良くないので、来るな?という神の思し召しだったのか? って思うほどの爆風だ。
来たからには走りたいので、そのうち風向きや強さも変わるだろうと、都合よく考えて準備を始める。
前日と打って変わって、夕方から雨の予報のせいか、羊蹄も雲の傘をかぶっている。
ここから、羊蹄山を半時計周りで一周する。事前にグーグル先生にルートを憶えさせてあったが、道には青い矢羽根マークもあるので迷わないで行けそうだ。
10時過ぎに出発、ここからは緩い下りが続く。 向かい風なので下りはありがたい。
ほどなくして京極町に入る。 曇り空なので写真が暗い。ただ、気温は20℃くらいで、まあまあ暖かい。
京極町からの羊蹄山、北側なので雪が少し多い。 これがニセコ側から見ると雪の筋が細くなる。
京極町に入ってしばらく走ったところで、尻別川のほとりを走る。水量は多少多いものの、雪代は収まっているので釣りができそうだ。大きなニジマスがいあるんだよなぁ・・・と、釣り欲が少しもたげてきた。
倶知安町に入り、風が真横からくるようになってきた。向かい風ならスピードが出なくなるだけなのだが、横はヤバい。
クルマが来た時は要注意で、フラフラしないように気を付ける。
こちらから見た羊蹄は、まだ北寄りなので、雪の筋が太い。
西の方に視点をを変えてみると、ニセコ連峰が見える。道具も手放して久しいが、若い時はスキーによく行ったものだ。
真っすぐな農道が気持ちいい。 ただ、風が強いので、畑の土が埃になって舞う。目に入ると面倒だし、口の中に入らないようマスクをして走った。
タンポポが畑の畔に沢山咲いている。
青空だったらもう少し綺麗だったのだが・・・
雲の形が少しカッコいいのが救いかも?
青矢羽根の自転車ルートをたどっていくと、倶知安町の市街地に入る手前で尻別川のほとり走ることができる。
堤防の上を走るので気持ちいい。道が狭いので、あまりスピードを出すことはできない。強風で誰もいなかったのが幸いだ?
途中で、エゾエンゴサクの群生を発見。今が盛りで、紫色の綺麗なお花が沢山咲いていた。
バックにはニセコ連峰が小さく写っている。
倶知安町の市街地を抜け、R5を離れてニセコ連峰のふもとを走る道道に入る。今までは、キツイ登りはほとんどなかったのだが、ここからは登りが増える。
23㎞くらいから、結構なアップダウンが続く。さっきは遠くに見えていたスキー場が目と鼻の先に。
冬はインバウンドで混雑していたのだろうけど、今は閑散としている。夏になれば、もう少しにぎやかになるかな?
ニセコ町に入る。古い話だが、JRの駅名でカタカナだったのは、ガーラ湯沢ができるまでニセコだけだったという。今はもっとあるかな?
ニセコ連峰を背中に羊蹄を撮影。南東側からなので、先ほどより雪の筋が細くなった。
しかし、山の形は同じに見え、常に左側にあるので走った距離感がヘンだ。
ニセコのスキー場群が終わったら、あとは市街地に向けての下り。風も少し弱くなって快適になった。
ニセコ町の市街地に入る手前の小さな橋から見た羊蹄。
雲が心なしか低くなってきた。 雨は夜の予報なので、たぶん大丈夫のはず? 雨具は持ってきていない・・・
ここから駐車場までは登りが続く。幸い、風も弱く向かい風では無かったので、楽に走ることができた。
チャートを見ると結構な登りに見えるが、実際の感じはそれほどでもなかった。景色の違いかな?
真狩村までもどってきた。 ここは、前日に水を汲んでお豆腐を購入したお店のチョイ手前。 ゴールまではもう少しだ。
この先は、道路が2つに分かれており、僕は真狩村の市街地を通らないルートを選んだ。
左手に羊蹄を見ながら、畑の中を走るのは気持ちいい。 途中、ゼッケンをつけたサイクリストをすれ違う。
あとで調べてみたら、パナレーサーのグラベルライドイベントをやっていたようだ。
本州から方もいたのだろうなぁ、前日ならお天気も最高だったのに。雨になるよりはいいか・・・
3時間17分(休憩含む)で走破、エゾイチ達成だ。
大した距離ではないので、羊羹2個と飲み物だけで済ませたのだが、さすがにお腹が空いたので、前日に焼いたパンを食べる。
本当はコーヒーでも、と思ったのだが、ここにきてまた風が強くなったので諦めた。
羊蹄はさらに雲が低くなって、せっかくの山が見えなくなってきた。
夏になったら、また来てみたいな。
山も畑も、緑がもっときれいになっているだろう。
クルマでワープせずに、直行で来てみてもいいけど、さすがに1日で往復は無理だろうなぁ・・・
次のライドはしまなみ海道になる予定。
ドマーネの点検、給油をやって万全の状態にしておかねば。