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論文の提出があと1か月というところで、とにもかくにも頭はそのことでいっぱいのわたし。


寝ても覚めても論文のことばっかり考えてるし、食事とか買い物とか入浴とかが煩わしいとさえ感じる。


なのでほとんど部屋から出ない生活。


最低限の生活。


最近は気温も高くなってきてドアを閉めてると暑いんだけど、同居人が大声で会話したり電話で叫んだりしてることにうんざりするのでドアは閉めたまま。


幸い、暑いことにはなれてるというか、がたがた文句を言わないくらいには耐えられる。


ところが、昨日夕飯を摂ろうとしたところキッチンにパオロがやってきてこう切り出した。


「What is your problem??」


は?プロブレムなんてありませんけど。


またか・・・といった感じ。


以前にも部屋にこもりきりだったわたしに「きみはゴーストみたいだ。いるのかいないのかわからない」と言ってきた。


それからは在宅中はドアに鍵を挿した状態にしてる。


パオロは、わたしが家にいても会話をせず、笑顔も見せないことがおかしいと言い出した。


食べ物を勧めてもいらないとか、いる場合でもそっけなく受け取る。それは普通じゃないと。


ひとつだけ反論するなら、わたしは何かもらうときは絶対にありがとうと言っている。絶対に。


なんなら昨日パスタをもらった時もありがとうと言った。絶対に。


7割の確率で断るのは一緒に食事をしたくないから。そして借りを作りたくないから。


それからパオロは、僕たちは一緒に住んでいる家族なんだからとか、イタリア人は会話とかスキンシップがとても大事なんだとか、きみにはハッピーでいてほしいとかそういったことをぐずぐず言ってくる。


何を言ってるんだろうこの人は。


同居人ではあるが家族じゃない、イタリアの文化はわかるけどわたしは人との距離とかプライバシーを尊重してほしい、そしてわたしがハッピーかどうかはわたしが決めることだ。


わたしが毎日安眠できないくらいプレッシャーを抱えながら勉強してるってことがこの人にはまるでわからない。


今は時間が何よりも大事。


家にいて不愛想なわたしが嫌なら、出ていきましょう。


「わかった、もうこのうちでは一切勉強しない。明日から学校で勉強するから顔合わせなくてすむね」と言ってやった。


今のわたしは誰かに優しくなれないし、ましてや嫌いな人ににこにこしたり話に付き合うなんてできない。


だったら朝から夜までエアコンの聞いた快適な図書館で論文を書こう。


毎日バスで街に出るのはおっくうだけど背に腹は代えられない。


むしろ没頭できるかもしれない。


怒り沸騰で、あと一歩のところで友達に電話をかけてしまいそうになったけどぎりぎりセーフ。





後味悪いブログになりそうなのであったかい話をひとつ。


今日、3年近く連絡を取っていないセネ人からメールが来た。


「元気?」っていう何気ないメールだし、なんなら1度しか会ったことのない空手の先生。


それでもうれしかった。


近くにいてもいがみ合う関係に疲れていたわたしは、遠くても元気をくれる存在に励まされた。


なんか、ぐって固まってた気持ちが少しほぐれた感じ。


あぁ、セネガル帰りたい。