9:07発,東京行のかがやき506号での2時間29分間の旅。

ツアー石川公演で,かまろんが「いつもライブにこんな時間かけて来てくれるんだね!」って言ってくれた旅路。

でも正直,むしろ時間が足りないっていつも思うんです。

 

 

 

行きは,過去のライブ動画や曲を聴いていたらあっという間に着いちゃうし,帰りはXをチェックして,チェキツイして,DMしてるうちに着いちゃうし。

もっともっと気分を盛り上げていきたいし,もっとしっかりと練ったチェキツイやDMを送りたい。本当にまったく遠い・長いなんてことは思わないんですよね。

 

そしてそれはこの日も同じく。

行きの新幹線車内では,前特でちょっとかまろんに想像以上に長かったと引かれたくらい,長い長いDMを送りつつ,8.31透色の秋全国ツアー神奈川OPENINGのアーカイブを見ながらあっという間に東京駅へ。

 

そしてこの日のライブ。

この行きの車内で見た神奈川OPENINGから大きく成長した透色ちゃんを目の当たりにしました。

 

 

これからたくさんのライブに参加することができるとワクワクをもって見た8.31。

透色ドロップは“成長”を1つのテーマにツアーに入ったのではないかなと思っています。

それはこの日のかまろん(鎌房祐衣さん)のMCでも感じられたこと。

中盤MCで福岡公演から北海道公演までの10公演でセトリに入っていたユニット曲について,「少しでも多くの曲をお届けしたいと同時に,成長してやるぞという気概でやっていた」と言っていました。また,最後のMCでも,ライブアイドルとして自分たちに足りないもの,自分たちの強みにすべきものとして「ライブ力をもっともっとつけたい」と思いながら過ごしてきたとも。

 

そして少なくとも個人的には,このファイナルを見て成長した透色ドロップを見られたと感じています。

 

 

第一に,ステージを広く感じなかったこと。

私が初めて透色ドロップを見たステージが昨年12月のベルサール高田馬場で行われた対バンイベント。当時6人態勢だった透色ドロップを初めて見て,そしてかまろんに完全にひとめぼれをした日。

その後,里穂さんが卒業され,5人体制となった透色ドロップを2回見る機会があり,そして4.29の新体制へ。

 

今だから言える正直な感想として,4.29を見ながら,やっぱり5人は少ないなって思ったんですよね。その前も2期生を含めた5人体制を見ているのですが,その時よりも“5人は少ない”って印象を受けました。

もちろん,単に4.29のステージが大きかったってのはあると思います。

その前に2度見た前体制の5人体制は小さな箱だったので。

そしてそれはツアーの神奈川OPENINGでも特に印象は変わらず。

いや正直,少ないなとまでは思っていませんでしたが,特に何も変化を感じなかったんですよね。

ただ,この東京ファイナルを見て思ったのが,人数が少ないなではなく,“ステージが小いな”でした。

もちろん今回のGARDEN新木場FACTORYは縦長の箱で,物理的に横幅が小さいのかもあるかもしれません。

それは否定はできませんが,でも単に物理的な部分だけではなく,5人でこのファイナルという大きなステージを埋めている,あるいはもたせている。そういう感覚。

 

それってきっと,メンバーの気持ちの問題だったり,慣れの問題だったり。

動きにしても,ダンスにしても数センチというような違いなのかもしれませんが,一人一人が自信を持ったパフォーマンスをし,一人一人の存在が大きくなったことで,そう感じられるようになったのかなと思います。

 

 

 

5人がそれぞれ本当に成長したツアーだったんだろうと思いますが,私の中でその成長を一番感じたのがもなたん(麻倉もなさん)でした。

もともとはダンス部だったということでダンスは色気を感じるとてもきれいなダンスを踊りますし,MCでもいつも記憶に残る言葉を残してくれます。

ただ,歌に関しては少し苦手意識というか,本人からも特典会で聞いたのですが「前はステージでの声の出し方がよくわからなかった」と言っていました。

私の印象もまさにそんな感じで,私は歌について別に何を知っているというわけでもありませんので,単なる個人的印象だけの話ですが,決して歌が下手なわけではないし,声もいい意味で特徴的(私はもなたんの声大好きです)なのですが,時々震えたり裏返ったりといった不安定なところがあるのかな?という印象でした。

 

ただ,このツアーを通じて本当に声がしっかりと聞こえるようになってきたなって感じたんですよね。

この日も,確か2曲目の「自分らしさの見つけ方」でもなたん上手くなったよなぁって感じましたし,3曲目の「未来は変えていけるから」のセリフもいつも少し裏返っちゃってるイメージがあったのですが,しっかりとした声が発せられていました。

確かツアーの大阪公演だったかな?「ユラリソラ」を聞いた時にも同じように芯のあるしっかりとした声だし,いい声だなぁなんて思って聞いていました。

 

また,これまでユニゾンの中でもなたんの声がかき消されてしまっている感じもしていたのですが,「ハジマル!!」の1Aでかまろんとともに歌っているパートでももなたんの歌声がしっかりと聞こえてきていました。

(ここは全力かまろんコールをしているところですので,それでも聞こえてきたということは本当にしっかりと声が出居ていたということだと思うんです笑)

 

もなたんの声は,特徴のある声なので,この声がユニゾンの中で響いてくれば透色ドロップの表現がさらに広がるような気がしています。

 
 

そして,もなたんだけじゃなく,望由さん(有坂望由さん)も美琴ちゃん(卯野美琴さん)も歌・ダンスともにもう新メンバーとは言えないレベルだし,それに伴ってかまろんやこはさん(梅野心春さん)が,ますます自身が輝くパフォーマンスに集中できる。

1人の成長が周りにも影響を及ぼして何倍もの効果を発揮し,グループとしての成長につながる,そんな気がしています。

 

きっと成長って,数をこなすだけで得られるものじゃないから。

5人が同じように意識をもって,同じ方向を向いて,そして先輩・後輩関係なく切磋琢磨できる。きっとそんな環境が今の透色ドロップにはあるんだろうなと想像しています。

そしてそれはやっぱり、3期生のこはさん、そして4期生のかまろんの、必ずしも引っ張るだけじゃない、令和のリーダーシップともいえるものがあるんじゃないかな?って思います。

 

 

 
 

この日,最後に来年の2.28に新メンバーを加えた新体制のお披露目公演が発表されました。

これまで新メンバーと言っていた3人もお姉ちゃんに。

なんだか私には見えるような気がします。

次の新メンバーからも大いに刺激をもらって,今の5人がさらに輝く未来が。

そして,新曲にあるような、Goldに輝く透色ドロップの明るい未来が。