バックステージに杏ちゃんの姿。
私の視線は杏ちゃんのいるバックステージ,
そしてその延長線上にあるスタンド席へ。
そこには,青いペンライトの一団が…。
=LOVE 8th ANNIVERSARY PREMIUM TOUR 広島公演。
もともとの予定では,初日にステバ席,2日目に相棒が当ててくれたプレミアム席での参戦予定だったのですが,少しアクシデントもあり初日参戦できず,2日目のみに。
ただ,イコラブちゃんのお誕生日パーティーに,そして何より杏ちゃんの凱旋公演に1日だけとはいえ参加できることにワクワクしながらこの日を迎えました。
2日目とか,夜公演だけの参戦の時に迷うのが,事前にSNS上に溢れる情報をどこまで入れるかというところ。
なるべく情報を入れずに初見で見たいという気持ちもないことはないのですが,今回は落ち合う仲間たち全員が1日目に参戦しているということもあり,気を使ってもらうのもなんですし,精一杯情報を入れた状態での参戦を選択。
1日目は,デビュー日である9月6日の開催を強く意識した,まさに“周年”のコンサート。
初期の曲の披露もあり,私も新幹線でしっかりと昔の曲のコールを復習しながら向かいます。
前日より現地入りしていた仲間たちと広島駅で合流し,昼食はお好み焼き。
イコラブの曲を流してくれているお店に入り,満腹に。
1日目のあれやこれやをいろいろと聞かせてもらいながら,いざ現地へと向かいます。
グッズ購入の列も1日目は90分待ちなどという情報もあってのですが,意外とすんなりと購入することができ,時間もできたので杏zooの集合写真にいとぱんさんと二人で向かいます。
開場でお見掛けすると安心できる面々がたくさんおられ,杏zooの心地よさを味わいつつ集合写真。さすがに杏ちゃん凱旋ということもあり,多くの方が集まっていました!!
さて,いよいよ開場の時間が過ぎ,我々も会場に入ります。
事前情報で聞いていた通り,花道はなく,メインステージとバックステージの2ステージが配置。
われわれは上手側のB-6ブロックの5列目。
Aブロックはそれほど列数も多くないので,比較的ステージに近く見やすい位置。
トロッコが外周を走るという情報も得ていたので,トロッコを見るにもいい位置で期待は高まります。
OVERTUREで喉を開き,いよいよ1曲目。ハート形を囲むように配置された階段に10人,そしてその中心には衣織さんと花菜ちゃんが。
「祝祭」で8周年のお祝いの祭りの幕開けを告げます。
何度ライブをみても,ライブの開幕の瞬間は鳥肌が立ちます。
在宅ヲタクとして数年間過ごして現場デビューしたときの「イコラブちゃんって本当に存在するんだ!」の気持ちは未だ健在。
続いての2曲目は「呪って呪って」。
宿題のダークな空気感を引き継いで聴かせます。
今回のセトリでは残念ながら聞けませんでしたが,「ラストノートしか知らない」とこの「呪って呪って」はライブで聴きたい1曲。
「呪って呪って」では特にDメロの後半からラスサビにかけての歌声がどんどん上塗りされていく感じが私は大好きで,イコラブのライブに来てる~!!って感じられる瞬間なんですよね。
さらにこの出だしの2曲を聞いて感じたこと。
それは曲を聴いて満足できるイコラブの強さ。
アイドルのライブにおいては,やはりコールをしたり振りコピをしたり,観客も参加することでの一体感が大きな要素だと思います。
そしてそれはもちろんイコラブのライブでも。
メンバーからの大きな声聞かせてと言った煽りがあるということは,やはりイコラブにおいても会場全体で作る空気込みでライブだということは間違いないでしょう。
一方で,初手の2曲はそういったコールが入らない曲。
パフォーマンスをしているメンバーを,観客はペンライトを振りながら見つめ,聴いています。
でもそれだけで十分に満足ができる。
1組のアーティストのライブを見ていると感じられる瞬間でした。
とはいえ,やはり聞いているだけで許してくれるイコラブちゃんではありません笑
3曲目は「いらないツインテール」。しっかりと声を出します。
曲の途中から豪華なトロッコが登場。
しかも1人1台!!
なんと杏ちゃんは私たちのいる上手側のトロッコに乗りこむではありませんか!
杏ちゃんの乗るトロッコが真横を通り過ぎる瞬間,首にかけていたグッズタオルを少し高めに掲げます(後ろの方,ごめんなさい!!)。
するとなんと…指差しで確定ファンサゲット!!
無事,昇天です。
少しボーっとしながら,それでも声だけは出しながら,バックステージに移動していく杏ちゃんを見つめます。
そして4曲目「Junkies」。
なんと声出しのフレーズが「杏奈!杏奈!」。
凱旋公演。
レスもらって,杏奈コールをして…。
もうこれだけで十分満足。
そう思いながらふとバックステージの向こう側の客席に目を向けると。
そこには,(その一団だけが着席されていたので)恐らく関係者席とみられる場所に青いペンライトを持つ一団が。
遠くでオペラグラスも持たない私には,詳細は見えませんが,見えなくとも容易に想像はつきます。
凱旋を心待ちにしていた,杏ちゃんのお友達でしょう。
広島から一人上京し,いつからかその小さな背中に大きなものを背負い,でもそれが当然と言わんばかりにファンを含めてすべてを包み込んでくれる,イコラブに関わる全ての人にとって大きな存在。
アイドルだとか,推しだとかに限らず,それ以前に同じ人間として,社会人として,杏ちゃんみたいにはそう簡単にはなれなくとも,少しでも近づきたいとさえ思う,そんな尊敬の念を抱ける人。
そんな杏ちゃんが,胸を張って,地元の大きなステージに帰ってきていて,その瞬間にその場に入れることが,嬉しいを越えて,もうありがたくて。
4曲目にして感情の昂りに疲労感すら感じる大満足の凱旋ライブとなっていました。
が,杏ちゃんの凱旋ライブはまだまだ始まったばかり。
このあと,本当の号泣をするはめになることをこの時私はまだ,知りませんでした。