毎週水曜日に配信されていたYoutubeコンテンツ「透色ってなにいろ?」が9月3日の放送をもって充電期間に入ることが発表されました。
なかなか毎週のように遠征するわけにはいかない地方民としては,毎週1回,透色ちゃんの姿を見ることができるコンテンツであり,大切なものではありましたが,発表を聞いて致し方ないのかなと思ったのも事実です。
私自身が透色ドロップに興味をもち始めた昨年11月頃,興味程度から沼に突き落とされたコンテンツがこの「透色ってなにいろ?」でした。
まるでテレビ番組の1コーナーのような番組を毎週見ることができる。その贅沢さに驚きながら,過去にさかのぼって漁るように観ていました。
その後,メンバーの卒業が発表され,新体制に移行する中でも,やはりこのコンテンツの力は大きく,youtubeでのメンバーお披露目からお披露目ライブまでの約1ヶ月間,2日に1回のペースで配信されたことは驚きでした。
これのおかげでモチベーションを維持し続けることができたという側面は大きいでしょう。
お披露目ライブ後も,特に新メンバーのキャラクターを知る上ではなくてはならないコンテンツであったことは異論がないでしょう。
そして何より,この配信を通じて新体制の中の関係性を知ることである種の安心感を得られるということもあったのではないでしょうか?
一方で新体制では番組内で,前体制ほどの丁々発止なやり取りや,深い関係性だからこそ可能な突っ込みなどもまだまだ難しいこの状況では,1つのコンテンツとしては見たときに,少し弱くなっていたことも否めないのかな?と。
いや,私は毎週本当に楽しみで,youtubeだから別にリアタイする必要はないのに,テレビ番組を待つかのように水曜日の21:00を待機していました笑
が,例えば新たなファンを獲得するといった時にこのコンテンツで獲得できるのか?あるいは私のように軽い興味を持った人間をのめり込ませる内容を作るためには,(当然のことですが)まだまだ時間はかかるのかなとも思っていました。
だからこそ,この休止が決まった後の秋ツアーが持つ意味というのは大きいのかな?というようにも思っています。きっとツアーの準備って,単に決められた曲を歌って踊る練習をするというわけではないんだと思います(いや,私,アイドルやったことないんで知らんけど笑)。
演出や煽りなどについて意見交換を迫られるでしょうし,場合によっては意見が衝突したりすることもあるのかもしれません。
そして何より遠征を重ねることで,否が応でもメンバー間でコミュニケーションをとることになるでしょうし,ある種の役割分担だったり,実はこのメンバーはこんなことが…といったことも出てくるでしょう。
さらには気を許せる仲間だからこそ言える言葉や出せる個性も出てくると思います。
そもそも5人しかいないメンバーなので,先輩と後輩という関係がいい意味で崩れてきたころに,改めて「透色ってなにいろ?」が復活して,新たなファンを獲得していってくれることを期待しています。
さて,前置きとして書き始めたらえらく長くなってしまいましたが,そんな意味でも大切なこの「透色の秋の全国ツアー2025」。
OPENING公演をみて感じたこと。それはお披露目から4ヶ月でとてもいい”グループ”になったなぁってことなんです。
これまでももちろん,一人一人のメンバーがとても魅力的で,輝いてはいました。
が,今回のライブを見ていて,お互いに対する信頼感や安心感のようなものを共有した一つの集団になっているような気がしたんです。
私はもちろんかまろん推しではありますが,他のメンバーを含めて,このグループ全体が本当に大好きなので,グループとしての魅力がさらに上がっているようでとても嬉しかったんですよね。
特にいつ,何処にそれを感じたかというと…。
それは“かまろんとこはさんの笑顔”です。
私自身,ほとんど対バンに参戦できていませんので,前回参戦した約2か月前のバスラツアーに比べてというところになるんですが,バスラツアーまではまだまだ新メンバー3人がステージ慣れという意味ではまだまだで,MCを中心に,こはさんやかまろんがステージ上のいろいろな部分を担っていく必要があったんだと思います。
でもひと夏を越え,新メンバーがもはや“新”メンバーと呼ぶことができないくらいに独り立ちし,自信をもってパフォーマンスをしていく中,かまろんもこはさんも自分のパフォーマンスにしっかりと専念できているように感じました。
1曲目の「きっと夏のせいだ」。
1B~1サビにかけて,私が陣取っていた上手側に来てパフォーマンスをしてくれたかまろん。
もうその笑顔にドキドキが止まりませんでした。
これまでのステージ上の表情管理がすごいなぁって思ってみていたかまろんですが,この日は表情管理というよりも本当に心から楽しそうな笑顔で。
なぜかわかりませんが,「かまろんってこんなにあどけない笑顔だったっけ?」って思ったんですよね。
なんというか,“可愛くしようとしていない笑顔が最高に可愛い!“って感じ?
さらには3曲目の「夜明けカンパネラ」。
いつものように,イントロで真ん中で鐘を鳴らす振りをするかまろん。
いつもこの振りが楽しみで,じっと見ているんですが,この日は…。
いつものようにかまろんを見ていたその時,ちょうど上手側に向かって座ってポジションについていたこはさんについつい目が。
その時のこはさんが,とてもいい笑顔の表情で,目を閉じながらファンのコールを聞いていた(という風に見え)んです。その表情がめちゃめちゃ可愛くて…。
恐らくカメラマンさんもそう思ったのか,youtubeのライブ配信のアーカイブにも残っているので、是非見てみてください!
これまでいろいろなものを背負っていたであろうこの2人が,ファンが一緒になって作っているこのステージを,心から楽しんでくれているなぁって思うと嬉しくて嬉しくて。
で,それはきっと,新メンバー3人の成長が大きく作用しているんだと思います。
もともとの綺麗なダンスは健在で,その上でとっても歌が上手くなっていて驚いたもなたん(麻倉もなさん)。
これまでは途中少し表情が硬くなったりすることもあったけど,この日は最後までやわらかい笑顔でこちらまで笑顔になってしまった望由ちゃん(有坂望由さん)。
ニコニコだけじゃなく,曲によってはシリアスな表情も見せ,大人になったなぁって思わせてくれた美琴ちゃん(卯野美琴さん)。
そしてこの3人もそれぞれ煽りやMCで重要な役割を果たしていて,その上で何より安心感がある。
そりゃ先輩たちも安心して自分のことに専念できますよね。
もちろん準備段階では,こはさんやかまろんの経験がまだまだたくさん必要でしょうし,リーダーシップが必要なんでしょう。
でも一旦ステージに立ってしまえば,対等な関係性の5人。
なんか透色ドロップのあるべき姿が少しずつ見えてきているような気がした,この日のステージでした。
そして,全12公演の全国ツアーを通じて,さらにその関係性に磨きがかかったとき,透色ドロップの飛躍が始まると信じています。
体制の引継ぎ,新メンバーの成長といった,透色ドロップの躍進に必要な準備はすべて整いました。
透色ドロップの飛躍に向けた,充実の秋,今スタートしました!