さて,透色ドロップの1回目の特典会が終わったのが14:30頃。
ここで大きな選択に迫られます。
メインステージであるHOT STAGEでのニアジョイ・ノイミー・イコラブを見るということであればこの時間には待機列に並び始める必要があるはず。
そうすると透色ドロップの夕方の浮島ステージでのライブは見ることは不可能。
さてどうするか…。
正直なところずっとTIFでのイコラブを見ることがある意味夢ではありました。
イコラブがデビューからずっとつないできたTIFのステージ。
そしてこの日,ようやくたどり着いたイコラブのメインステージ大トリを見ることは,イコラブによってアイドル現場に通うことを始めさせてもらった私にとっても大切な瞬間。
ただ,私がなぜ今年のTIFに参戦しようと思ったのか。
それはやっぱり透色ドロップと出会ったからなんですよね。
恐らく,透色ドロップと出会うことなく,今年の夏を迎えていたら,夏の野外フェスに一歩踏み出すことはなかっただろうと思います。
恐らく配信で3グループを見て,感慨にふけっていたんだと思います。
この場所に引っ張り出してくれた透色ドロップのステージを,1つでも多く見る。
少なくとも今年のTIFに関してはそれが一番大切なことだと,そう確信し,夕方の透色ドロップの浮島ステージに照準を合わせます。
とは言っても,夕方までTIF会場でじっと待つことは体力的にも厳しい。
会場に隣接するダイバーシティはかなりの人でごった返している状況。
ここはということで少し足を延ばしてアクアシティへと非難し,夕方に備えます。
1時間ほど時間をつぶし,再度TIF会場へ。
HOT STAGEの待機列は開場となる駐車場をぐるっと囲み,クルーズターミナル駅近くまで伸びています。ゆうに1kmは超えていたでしょう。
もしこちらに並ぶことを選択していたら,果たして生き残れたか?
そんなことを考えるくらいの列。
そして,浮島ステージのある特典会等が行われているエリアへの入場列もかなりの長さに。
とはいえ,ピタッと止まるということはほとんどなく,常に流れている状況で,15分ほどで入場はできました。
さて,浮島ステージに到着。
この浮島ステージ,名前の通りステージをぐるっと観客が囲む配置になっています。
ここで問題が…。
何処に陣取ればいいの??笑
最近の透色ドロップのステージでは,上手側に陣取ることが多いのですが,360度囲まれると上手という概念が無い。
迷っていると,顔見知りの先輩かまろん推しの面々がいるエリアを発見。
先輩オタクたちの行動を信じ,ではこのあたりにいればいいのかな?ということで陣取ります。
そして,透色ドロップの出番を待つ間,いくつかのグループがパフォーマンスをします。
それを見ながら気づいたことが。
ココ…バクステじゃね??笑
グループによって“正面”をどこにするのかは違いがあることもあるようですが,どうやら陣取った場所はいわゆるバックステージ。
ただ,タイムテーブルが進むにつれ少しづつ前に進んでいってたということもあり,今更移動してまた後ろからってのも…というのと,後ろからパフォーマンスを見る機会もそうそうあるものじゃないからそれはそれでいいかと。
そして,いよいよ透色ドロップが登場します。
このステージはセトリ予想の企画の対象ではありませんでしたが,この日1本目のSKY STAGEのセトリ予想をするにあたり,2本合わせたセトリを考えたほうが当たるのではないかと考えた私は一応浮島ステージのセトリも予想していました。
① だけど夏なんて嫌いで
② 最愛
③ 君と夢と桜と恋と
③は春の曲で無いかな?とも思ったのですが,SKY STAGEで披露した夜明けカンパネラと並ぶ沸き曲で,盛り上げるためにはこれもあり得るかな?と思い予想。
1曲目は,…「最愛」。
恋愛時の相手のすべてを肯定する盲目的な愛を歌ったこの曲,ファンが推しに抱く気持ちと類似している感情でもあることから,またそのミドルテンポのエモーショナルな曲調からファンに人気の楽曲です。
さらには,そのテンポ感からじっくりとメンバーコールができることから,推し以外のメンバーコールも聞こえ,ファンが一体となれる曲でもあります。
イントロから,一部のメンバーが後ろを向いてパフォーマンスをしてくれます。
確かに歌唱メンバーは私とは逆側(正面)を見て歌うのですが,後方に下がったメンバーはこちら側を向いてくれてパフォーマンスしてくれ,むしろ正面に比べて後ろ側にいるファンは少ないため,後ろを向いてくれたメンバーとはしっかりと目を合わせることができます。
そして,歌唱しているメンバーの背中に向けてメンバーコールをするというのもなかなかのいい経験。まさに背中を推すという感じで私としてはこれはこれでいいなと思いながら推しの背中を見ていました。
2曲目は,「誰かのために」。
私,この曲聞くと涙腺がユルユルになるんです。
頑張っている人への応援歌。
君が誰かのために闘っていること
僕は知ってるから誇るよ
今年の初夏,母親の体調が悪く,毎週末のように実家に帰省していた時期。
行き帰りの電車の中でいろいろな曲を聞いている中,この曲を聴きながら透色ドロップに応援されているような気持ちになって,涙をこらえていました。
仕事のこと,家族のこと,人間関係。
生きていれば日々いろんなことがありますよね?
私は比較的その辺りに対する耐性というか鈍感力というか,その辺りは強い方ではあるんですが,それでもやはりいろいろあります。
そんな時に応援して,背中を推してもらえているかのように感じられることが,前向きに頑張れる。
聞くたびにそんなことを思い出し,そして感じる曲で,この日も涙腺が緩んできたなと思ったその刹那。
この曲の感想ではメンバーとファンがともに右手の拳を突き上げた状態で,美琴ちゃんがファンに向けて,“私たちがいつもそばにいるよ”という主旨の言葉を言うことが恒例となっています。
そしてこの日も美琴ちゃんは,いつものように“私たちがみなさんのそばにいることを誓います“と言ってくれたんですが…。
その言葉がとても心に響いて。
多くのアイドルさんがパフォーマンスする中で,透色ドロップというグループと透色ドロップを応援するファンとの間の絆みたいなものを感じることができたこの暑い夏の日。
そして美琴ちゃんの心からの叫びのような言葉。
気が付けば,汗と共に涙が流れていました。
まだまだ出会って長くない新参者のファンですが,もっともっとこのグループを見ていきたい。
そう思った時間でした。
そして3曲目は,「だけど夏なんて嫌いで」。
SKY STAGEで披露した「きっと夏のせいだ」と並ぶ,透色の誇る夏の沸き曲。
落ちサビを超えることで少し秋の香りを感じるこの曲。
少し日が落ち始めた夏の夕空にピッタリの曲でこのステージをしめました。
ステージが終わり,初めてのTIFが楽しかったことを伝えるため,2度目の特典会へ。
まずは何といっても美琴ちゃん。
「誰かのために」の感想の言葉に感激したことを伝えることができました。
あの言葉みんなちゃんと聞いてくれてるのかな?っていつも心配だそうです。
来てますとも!!そして今日の美琴ちゃんの言葉は特心に響きました。
続いてはもなたん。
今日のステージも楽しかったことのありがとうをしっかりと伝えられました。
そしてかまろん。
TIFに連れてきてくれてありがとうを。
そしてとにかくTIFがめちゃめちゃ楽しかったってのを伝えることができました。
ようやく日が落ち,それでもやっぱり熱いお台場の夏。
この暑さも心地いいなと思いながら,会場を後にしました。
が,実はまだTIFには延長戦が…。
これはまた別のお話。