船は荒波を乗り越え,楽園にたどり着きました。
そしてその楽園には久々のお客様を迎えるカフェが…。
そんな設定のもと,コンサートタイトルとなったあの曲が始まります。
「カフェ楽園」。
改めてこの曲を生で聞き,感じたのが,この3人のバランスがいいなということ。
なんかちゃんのパワフルな歌声としおりんの繊細な歌声。
恐らくこの2人だけじゃうまく混ざり合わなかったんじゃないかな?とすら。
この2人の間に萌ちゃんの落ち着きのある歌声が入ることによって,3人の音がうまく混じりあう。
そして何よりしおりんってこんなに歌うまかったっけ?って思いましたよ。
これって失礼かな?なんかもともとうまくないと思っていたという風には取らないでくださいね。
本当に純粋に,歌うまいなぁって感じたんです。
そして曲後半には,ユニット外の9人もメイド衣装を着たて参加。
ここからはユニット曲を12人で披露するというレアなセトリ。
まずは12人での「サマーチョコレート」。
可愛い対決はドローという寸劇も交えつつ,これまた12人の「ウルトラレアキッス」へ。
まさにURな演出。
そしてそして,久々に回収できたのが次の「マシュマロフロート」。
私この曲大好きなんです。
基本的に脳みそ空っぽにして聞ける曲が大好きな私,40代男性が大声で「ちゅるりちゅるり」って叫ぶおぞましい出来事も,この空間では許容されるのが素晴らしい!!
全力で叫びましたよ!「ちゅるりちゅるり!!」
ここで,いつものやや滑り気味の(誉め言葉です)寸劇系VTR,そして,シンデレラをキーワードにした朗読が入り,いよいよあの曲。
そう,「モブノデレラ」。
この曲を披露している時間の会場は異様な光景でした。
何が異様か…ペンライトがほとんど揺れないんです。
私たちがいた2階スタンド席からは,アリーナ席はもちろん,両サイドのスタンド席の様子もとてもよく見えました。
が,そのペンライトが,体の下の方で小さく揺れているだけ。
あの元気なノイミーファンから一言も声が発せられないどころか,ペンライトが揺れない。
かく言う私ももペンライトを持っていることすら忘れてしまっているような時間を過ごしました。
まさかノイミーのコンサートでこんな体験をするとは思いませんでした。
まさに聞き入ってしまう時間,見入ってしまう時間。
曲に魅入られた時間。
貴重な体験でした。
さて,モブノデレラのあの空気から次どんな風に繋ぐんだろう?
同じような空気感のチョコメラやあるいはもう少しアップテンポに天何処やアンチコンフィチュールあたりでつないでくるのかな?と思いきや流れてきたのは「秘密インシデント」。
あの歌い出し,いやあの短いイントロ音が流れただけで,ピアアリーナMMに一気に青空が広がり,ノイミーの青春が再び動き出します。
もうそこからは怒涛の畳みかけ。
「す,好きじゃない」で騒ぎ,「はにかみショートで」騒ぎ,「初恋カムバック」でガチ恋口上。
「まほろばアスタリスク」が終わった頃にはもう体力ゲージは底をつきかけています。
「ノイミー全国ツアー2025初日,始まりましたー!!」という,おおよそ最後のMCにはふさわしくない始まり方をするMCを挟み,本編ラストは「ごめん,マジで」。
ラストをなんかちゃんではなく,しおりんセンター曲で締める辺りが,一昨日かいた,いい意味でなんかちゃんが目立たなかったライブだったんじゃないかな?と思います。
さて,本編が終了し,アンコールへ。
まだまだ曲は残っています。
ただ,私が,ノイミーで最も大好きなあの曲が聞けてないな…でもまぁオミットされても仕方ないかもな…などと思っているところに,アンコール1曲目にその曲のイントロがかかります!
うぉぉぉぉぉぉ!!!!!!
来たーーーーーーーーー!!!!!!
「ヒロインとオオカミ」ぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!
正直テンションが上がりすぎて,この曲の間は「ちゅるりらぱぴぷ」と連呼していたことくらいしか覚えていません!
もう,このライブ,「ちゅるりちゅるり」ができて「ちゅるりらぱぴぷ」ができたので,実質タダです。無料イベントです!!
隣でちょっと引いているいとぱんさんを横目に,全力で楽しみました。
(ちなみに私は参戦できなかった翌日,いとぱんさんの横には同じ状態のジーコ氏の姿があったそうです笑)
そして,「君はスパークル」「ラストチャンス,ラストダンス」。
エモーショナルな2曲をラストに持ってきて,落ち着いた空気でこの初日を終えまして。
いや~,やはりノイミーの楽曲は素晴らしいですよね。
くる曲くる曲,キターーーー!って感じますから。
素晴らしかったです。
ノイミー全国ツアー2025という航海は今始まったばかり。
私の次の参戦予定は7月21日,代々木第一体育館ツアーファイナル。
暑い時期の,熱いライブを経て,その航海の先にどんなノイミーが代々木に帰ってくるのか。
楽しみにしておきたいと思います。