夜公演は多少の遅れはあったものの,昼公演は最近のイコノイジョイのコンサートには珍しく,開演予定時刻5分前に影ナレがスタート。

いつもの注意事項の他に,前もってSNSなどでもメンバーが告知していた通りですが,Overtureが終わったらペンライトを消してくださいとの説明が。

さてどんな演出があるのか?と思いつつ待ちますが,開演予定時刻になってもまだBGMは通常通りに流れているだけ。

準備に時間がかかる演出なのかな?と思っていると5分ほど遅れてBGMが大きくなりいよいよ開演。

 

 

今回の周年は“何者か”に招待されたニアジョイメンバーが“HOTEL GRAND TIARA”へと赴き,“何者か”の指令とともにコンサートが進行していくというもの。

確かイコラブも4周年コンサートからだったでしょうか?ライブ全体を貫くストーリーを縦軸とした構成になっていますよね。

確かイコラブ4周年はもう少しファンタジーテイストが強かった記憶がありますが,ニアジョイらしい少しシリアスさも含めた雰囲気の映像となっていました。

 

 

そしてOvertureが始まります。

いつものごとくこれからニアジョイのステージが始まるぞというワクワクを掻き立てるOverture。それが終るとともに周りのペンライトが消えていきます。

(残念ながら完全に消えたという感じではありませんが,やはりあの人数で一糸乱れぬというのは難しいところでしょう)

 

1曲目は「超孤独ライオン」。

イントロが流れますがステージにはメンバーの姿が見えません。

そしてメンバーを照らすピンスポットがアリーナを照らしはじめ,メンバーの歌声が聞こえてきます。

手に白いライト(懐中電灯?)を持ったメンバーが通路を走り,アリーナ内に4ヵ所ほど設けられたお立ち台の上に歌唱メンバーが入れ代わり立ち代わり立つ演出。

正直アリーナにいた昼公演の時にはペンライトを消す意味もよく分かりませんでしたし,どこでメンバーが歌っているかもよく分からなかったのですが,夜公演にスタンドから見た際には,メンバーが走り回る様子が,ペンライトが消えているアリーナの中に動き回るメンバーが持つ白いライトの動きで良く見え,歌唱しているメンバーもピンスポットでよく分かりました。

恐らくニアジョイの初めての“アリーナ”ライブを強調する演出だったのかなと解釈しています。

 

 

そして続いての曲は「祝祭」。

この曲は昨年のツアーでも披露されており,そのパフォーマンスは堂々としたもの。

そして今回の,メイドのような,ドレスのような,新衣装がぴったりの曲。

ツアーの祝祭はステージ上のビジョンと連動させた通常のイコラブのものとは異なるステージングでしたので,そういう意味では今回はイコラブと同じような通常バージョンでの初披露となりました。

ツアーの時にも思ったのですが,怜音ちゃん,莉子ちゃん,珠里依ちゃんは曲による声色の使い分けが素晴らしい。「祝祭」モードの声をちゃんと持っていて,その表情とともに世界観をしっかりと表現しています。

今後,ニアジョイにイコラブの「祝祭」,ノイミーの「チョコメラ」のようなややダークで妖艶な曲が出てきたときにはきっとこのあたりのメンバーが中心となってくるのかな?なんてちょっと推し補正の入った感想を持った次第です。

一番似合ってます♡(異論は認めません!)

 

 

続いてが「無謀人」。

「無謀人」ではセンターステージに隊列を組んで歩き始めます。

昨日書いたように昼公演は我々はセンターステージ後最前。ジョイちゃんたちが近づいてくる時の高揚感は凄まじいものでした。

落ちサビを前に珠里依ちゃんと怜音ちゃんを残してメンバーが花道をメインステージへと戻って歩き始めます。

落ちサビ前のラストフレーズ「君も もう 何も恐れないで」。

珠里依ちゃんが怜音ちゃんを後ろから抱きしめるように歌ったあと,怜音ちゃんを置いて花道を戻ります。

そしてラスサビはセンターステージに残った怜音ちゃんが炭酸ガスの銃で周りを打ちまくるという演出。愛実ちゃんの伸びやかなフェイクをバックに銃を撃ちまわる怜音ちゃんのその表情は,少し恐怖を感じるほどでした。

 

 

そして曲が終わり銃をおき「その先はイグザルト」のイントロが流れます。

この曲にMIXを入れるのかどうか問題。

メンバーからはこの曲はコールせずに聞いて欲しいというコメントが以前にあったという一方で,現在youtubeに上がっている2周年コンサートではしっかりとコールが入っていることから,どうするのが正解?といった話もチラホラと出てきていたかと思います。

これについては,自分の立ち位置は「自分はこの曲ではコール・MIXはしない。でも誰かがしていても何も思わない」です。

ただ,昨年のツアーの椅子を使った演出にみんな見入ってしまった結果,ほぼコールはなかったように記憶しています。

そして今回も無謀人のラストの畳みかけからのセンターステージでの怜音ちゃんのパフォーマンスの迫力からか,全く無いということはなかったものの,かなり少なくほとんど気にならない程度だったのではないでしょうか?

結局最終的にはパフォーマンスによって淘汰されるものは淘汰され,残っていくものは残っていく。

今回も圧巻のステージによって,MIX・コールほほとんどなかったということでしょうか。

 

 

さて,ここでメインステージのビジョンには“Suite Room”の文字が。

どうやら“HOTEL GRAND TIARA”のスイートルームへと通され,ここからがお誕生日パーティーの始まりのようです。

画面に確か“Happy Birthday” (もしかしたら“Anniversary”だったかも?)の文字が出て,「スイートシックスティーン」が始まります。

ここまで聞かせる曲中心でグッとたまっていたものが解放される瞬間!

一気にテンションも上がり,大声でコールを。

 

通常のジョイのライブでは真ん中あたりのブロックでこの“落ち着きからの解放”があるので,そこでテンション上げても最後まで何とかたどり着けるのですが,今回は序盤で落ち着いた曲をまとめている分,あとは上がるばかり。

ペース配分の分からない昼の部では,結局後半はへとへとになってMCのたびに倒れ込むように座席に座るのですが,この時はまだそんなことはつゆ知らず笑

とにかくキタキターーー!っと声を枯らし始めたわけです。

 

 

さて,以上が最初のブロック。

 

今回は前編通してヘッドセットでのパフォーマンスだったのですが,やはりヘッドセットって扱いが難しいようですね。

一部メンバーの声が入っていなかったりということが起こっていました。

ただ,それとは別に,普段聞こえないメンバーの息遣いなんかもたまに聞こえたりして。

もちろん100%完璧な状態での音響でパフォーマンスを見たいというご意見には完全に同意をするわけですが,今回のこれはこれで味があったなとも思っています。

 

 

最後にこのブロックでの推しについて。

やっぱりこのカッコイイパートって珠里依ちゃんはめちゃめちゃ気合入っていますし,きっと好きなんでしょうね。

個人的にはカワイイ曲での珠里依ちゃんも大好きなんですが,お顔が大人っぽくて美人さんな分,こういう曲調はとっても似合うなと。

 

ライオンのラスサビの怜音ちゃんとのハモリも格好良かったし,祝祭の「背徳はいかが」はツアーの時からずっと最高だし,先ほど書いた無謀人の落ちサビ前もとても良かったし。。

 

そして個人的に今回特に良かったのが,「無謀人」の1Bでの「ここに集う 君と見たい あきらめかけた夢」のところ。

センター後方の珠里依ちゃんと目が合う位置に左右に並んだメンバー。そのメンバーの方を首を左右に振りながら目を合わせて歌っていました。

珠里依ちゃんが,全員の戦う意思を確認しているかのようなこの場面。メンバーが大好きな珠里依ちゃんらしくて,とても素敵でした。

 

見逃し配信に写ってるかな?写っているようであればぜひ見てみてください。