今日は,イコノイジョイ関連ではないところで1つだけ書かせてください。
「推しは推せるときに推せ」
この界隈における憲法前文のようなこの言葉。
アイドルには残念ながら現実問題として時間的な制約があるからこそ,アイドルとしていてくれている,今この時にできる限り推すことが大切。
多分一般的にはそういう理解だと思います。
それに加えて以前からこのブログでも書いていましたが,やや派生的な意味合いとして,推しに同じ時期は二度と来ないから,今その瞬間の推しを推せることを大切にするべきだという解釈もしています。
例えば,私のブログの師匠ともいえるぬくぬくさん。
イコラブがイオンモール幕張新都心の小さなステージでパフォーマンスをしているのを見に行かれたとか。もう今から7年半以上前のこと。
そこから少しずつ大きくなるイコラブちゃん。休日の銀河劇場さえも埋められないイコラブが,武道館なんて当たり前に,そしてツアーの1公演でSSAを使うようになるまでの成長。
それをぬくぬくさんはずっと近くで見てこられたんですよね。
対する私は5周年の代々木第一体育館からの参戦なので,もう大きくなったイコラブちゃん現場しか知らないんですよね。
もう少し前に現場に出ていれば。もっといろいろなイコラブちゃんを見られたんだろうな…。
今からそう思ってもやっぱりもう遅い。
いや,もちろんだからと言ってイコラブを好きな気持ちが古参の方々よりも劣っているとも思いませんし,古参の方々には最大限の敬意を払いつつも(だってその方たちが支えてくれなければ遅れて出会うこともできなかったわけですからね!),恐れ多くも同じ“仲間”だとも思っています。
今のイコラブ,今のノイミー,今のニアジョイ,…
「今の〇〇」は今しか推せないんですよね
それが「推しは推せるときに推せ」だという解釈もしています。
そして,この週末,もう1つこの言葉を通して考えたことがあったんです。
2週間ちょっと前でしょうか?
とあるX上の女性FFさんが,SHOWROOMで行われているとあるアイドルオーディションに参加している,とある女の子を応援しているというポストを何気なく見て,ふと訪れてみました。
アイドルが大好きでアイドルにあこがれを持つ女の子。
アイドルを目指すには年齢的にもこれがラストチャンスとおっしゃる中で,SHOWROOM配信をされていました。
アイドルを目指すだけあってもちろん可愛らしい女の子です。
が,正直言ってお顔が私のストライクゾーンど真ん中ですか?というとそういうわけではない。
でも,とても一生懸命にファンとの時間を過ごしておられ,声が聴いていてとても落ち着く声の持ち主。
そしてその方の人徳か,名だたる杏zooが結構ルームにおられ,私も何かその子が気になり,いつの間にか日々の配信を楽しみにしている自分がいました。
そしてその審査期間中,毎日のようにそのルームにお邪魔をするようになりました。
SHOWROOMでのポイントによって,最終合宿への勝ち抜けが決まるというシビアなレギュレーションの中,準決勝での合宿への勝ち抜け(1位)は叶わず,その敗者復活的な意味合いの強い決勝へとコマを進めたその方。
その決勝の最終日が11月24日,そう,この海浜幕張での熱戦が繰り広げられている,激動の週末だったんです。
私なんかはそのオーディションに対してはほとんど何もできなかったのですが,熱い応援団もついておられ,残念ながら決勝でも1位での勝ち抜けはできなかったものの,現在審査員特別賞による合宿行きに選ばれる権利(5位以内)は得て,その発表を待たれております。
(これが最後のオーディションということなので,もし残念ながら落選ということになった場合お名前が残るのはあまりよくないかと思いますので,とりあえず今はブログ内ではお名前を伏せておきます。)
追記 11/26に合宿・最終審査に進まれました!
最終日の残り5分,何とか1位にしてあげたいという熱い応援団の方々が,必死にギフトを投げ,それに対して戸惑いつつも喜ばれているその方。
そして,残念ながら1位には届かないこともなんとなくわかり,一方で審査員賞の権利を持つ2位は確定し,ギリギリで望みをつなげたその方。
きっと悔しさもあるだろうに,気丈に御礼と,“アイドルになれたらの今後“についてお話をされていました。
アイドルになるって本当に厳しい世界なんだなということを,目の前で見た瞬間でした。
本当にたまたま出会った,まだアイドルにもなっていない女の子。
でもその子の人生が変わるかどうかという瞬間を2週間にわたって見てきたことで,ふと思ったんです。
自分の推しがアイドルになってくれたことって,本当に奇跡のようなことなんだなって。
アイドルになりたいと思ってくれて,応募するという行動をとってくれることって大きな勇気がいりますよね。
場合によっては1度ではうまくいかず,それでもめげずに二度,三度,…と。
オーディションに向けて準備をしてくれて,競争を勝ち抜いてくれて,そして自分の目の前に現れてくれて。
推しである杏ちゃんが,珠里依ちゃんが,どこか1日でも,いや1分1秒でも,何か違うことをしていたらもしかしたら出会っていないのかもしれない。
そう,そのSHOWROOM審査を受けていた子に関するFFさんのポストがなければ,私がたまたまポストを見たその時にSHOWROOMをしていなければ,そのルーム内に知っている杏zooの方々のお名前がなければ,...少なくともこうやってブログに書くような出会いにはなっていなかったのと同じように。
杏ちゃんとも珠里依ちゃんとも,言い出したらキリがないくらいの偶然の連続で出会ったから。
そんな偶然がいくつも積み重なって出会えたんだから。
そしてアイドルになってくれて,推せる環境にいるんだから…
全力で推すしかないよねと思ったんです。
今回のSHOWROOMオーディションの方も,アイドルになられたら,どのような形になるかはわかりませんが,きっと何らかの形で“推し”ていくことになると思います。
でも,まだ今はその推すことすらできないんですよね。
「推しは推せるときに推せ」
推しを推せる奇跡に感謝して,全力で推そうよ。
新たに1つ自分の中の辞書に,解釈を加えました。