昨日書こうとして少し長くなっちゃいそうだったので,ニアジョイの現場の楽しさを構成するものとしてのコール・MIXについて。
最初に断っておきますと,コールやMIXがあるべきか否か論争みたいなことについては正直私はノンポリです。
そういったある種政治的なあるべき論の論争には参加しません。
私の立場としては,望む・望まざるにかかわらず,現実問題としてコール・MIXが存在する現場であるという前提で,その中での楽しさを見出したい,そういうものです。
とはいえ,私自身は現場に出てまだまだ間もない赤ちゃんのようなものですので,コールやMIXの奥深さについてはよく分かっていません。
通常の(英語)MIX,日本語MIX,アイヌ語MIX,フッフーからのフワフワからのはいせーのからのハーイハーイハイハイハイハイ。
オーソドックススタイルのものだけは在宅時から勉強しておりましたが,その他のものについてはさっぱりわからん。
そんな状況の人間ですので,あくまで個人的にコールやMIXをどう楽しむのかということを考えている程度だと思っておいてください。
さて,今回のツアーで感じたことの1つに,曲の成長あるいは曲の作り上げというものがあります。
具体例を出せば,2ndシングルの「ピーチティーとピーチパイ」です。
福岡で初披露されたとき,比較的オーソドックスな曲構成だったこともあり,すでにオーソドックススタイルではありますがコールが入り始めていました。
私も楽しく,定番のコールを入れながら楽しみました。
するとサビ終わりでイェーイのようなコールを入れられそうな所や,Dメロで何やら“ハイ,ハイ,ハイハイハイ“や”好きだー!“といえそうな箇所があるではありませんか。
が,まだYoutubeでも公開されていないため,夜公演までの間の復習もできず,夜公演ではなんかこの辺だったかな?という感じで散発的ではありますがコールが増えていっていました。
その後,兵庫公演ではDメロの“ハイ,ハイ,ハイハイハイ“や”好きだー!“がしっかりと入るようになました。
そして,大阪公演では直前のジョイどんで,センターの杏ちゃんがイントロでクラップを入れて欲しいという要望を出したこともあり,しっかりとイントロのクラップが入り始め,落ちサビ前の”杏ちゃん落ちサビ頑張ってー!“も入ってきました。
これについては大阪のスぺライで,杏ちゃん自身が,落ちサビ前は緊張しながら息を整えているところだからあのコールが嬉しいということを言っていました。
もうこうなると,クラップに,コールに,とっても忙しい沸き曲の出来上がりです。
このツアーを通じて,曲がメンバーとファンのコミュニケーションのもと作り上げられていき,どんどんと楽しい曲が出来上がっていくのが見られて本当に嬉しいなって思いました。
この「ピーチティーとピーチパイ」に限らずなのですがニアジョイの現場ってどんどんコールが進化するんですよね。
私のようなおじさんではついていけないくらいに笑
公演に行くたびに知らないコールを一所懸命聞いて手がかりとなるキーワードをお土産に覚えて帰り,ネットで一生懸命検索。
これかな?というものを覚えて家で自主練して,次現場に行ってそれをやろうとするとまた新たなコールができているということの繰り返し。
もうついていくだけで大変ですよ。
もちろん,その状況(訳の分からないコールがされるということ)が嫌だという方もいらっしゃるかとは思いますし,私も個人的にはあまり好きじゃないコール(例えば落ちサビにワールドカオスを入れるなど)はあります。
ただ,別にそれをしている人たちもそれを強制しているわけではありませんし,好きでなければしなければいいだけ。
私は落ちサビは全身全霊でケチャをすることが楽しいので,そちらに集中しています。
そして,今回のツアーを見ていて気付いたのが意外と市民権を得るコールと市民権を得ていかないコールってのもあるのかな?ということ。
それは決して難しさとか知名度ではなく,やはり各ファンがそれぞれそのコールを受け入れるかどうかを判断していて,それは楽曲の雰囲気だったり,歌割りだったりによっていて。なので,そういった自然の淘汰の中でいいコール,いいMIXができるというある種の進化論のような作用が働いているんじゃないかな?ということを感じました。
ニアジョイちゃんもどんどん大きくなってきて,ファン1人の影響力はどんどんと小さくなっていくかと思います。そういう意味では市場経済の中で市場参加者が増加すると価格決定に与える影響力がなくなっていくように,コール自体も皆が受け入れるものが生き残っていくということになるのかな?なんてことも感じたところです。
個人的には,やはり会場全体で同じコールをするという一体感がとても大好きなので,特に今回のようにホールツアーやもっと大きなアリーナツアーに関して言えば,個人的に好きな現場になっていくのかなとも思っています。
もちろん,対バンやフェスのような形で小さな箱でやるときには,一部のファンの影響力が大きくなり,またいろいろなコールなどが入ってきて,そこからまた新たなものが生まれてくるというのも楽しみではあるので,機会があればどういうところにもどんどん参加したいなって思いますけどね。
さて,少しいろいろと書いてきましたが,基本的に私は今ある現場を何とかして楽しみたい。他人の行動は変えられないからこそ,そこは所与として自分の楽しみ方を見つけたいという考え方なんです。
ただ敢えて自分の中でコール・MIXをする基準を1つ挙げるとすると,「楽曲と合わせてメンバーに届けたいものであること」でしょうか。
ステージにはメンバーがいて,素晴らしい楽曲を歌っているので,そこにいろんな意味で背を向けない,メンバーに届けたいコール・MIXをしていたいというところだけは何となく心の中にあります。
メンバー・ファンと一緒に同じ方向を向いて盛り上がるライブ。
もっとたくさん経験したいなって思います。
アンコールの部活中Dメロで珠里依コールの中イヤモニを外してコールを聞いてくれている珠里依ちゃん。カメコをされている ありがともかちゃん(@juriaichan) さんのお写真をお借りしました。この(莉乃ちゃんや杏奈ちゃんもよくしている)イヤモニを外してコールを聞くしぐさ,こうやってコールが届いていると思うとコールにもより気合が入ります!