ここまで綴ってきたイコノイジョイ2024の思い出。
本日はシャッフル曲の中の1曲,「月下美人」について。
この曲は,当日夜に仲間たちと飲みながら“個人的本日のベストの1曲”に選んだ曲。
全曲が良かったといっても過言ではないイコノイジョイ2024において,推しである珠里依ちゃんへの思いを含めて自分としては最も大切にしたい思い出なんです。
今日のブログは珠里依ちゃんへのお手紙の形式にて書きたいと思います。
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逢田 珠里依 様
イコノイジョイ夜公演,みりにゃセンターの『デート前夜レクイエム』が終わり,すっかり暗くなったコニファーフォレストに一瞬の静寂が訪れました。
そして,静かにイントロが流れ始めます。
一瞬,この曲なんだったっけ?となりましたが,すぐに「あっ,『月下美人』だ」と気づきます。
そして私のいる上手とは反対方向のバックステージ下手側ウィングに舞香さんの姿がライトに浮かび上がります。
私も後方を振り返り,じっと舞香さんを見つめます。
いつものように美しい歌声。あぁ,舞香さんカバーの月下美人が聞けるなんてやっぱいイコノイジョイだな。
そんなことを思いながら舞香さんのパートが終わり,次は?
バックステージを探しますがどこにも次のライトは当たりません。
そして次の瞬間,私の大好きな歌声が聞こえ,ファンの歓声が聞こえます。
モニターには珠里依ちゃんの姿が。
私はキョロキョロと探しました。
そして,メインステージ上手側に珠里依ちゃんの姿を確認しました。
白く明るく照らされたステージに映える,きれいな青の衣装を着た,珠里依ちゃんの姿を。
遠くて肉眼ではその表情までは見えませんでしたが,その後ろにあるモニターに映るのは,苦しそうな表情の珠里依ちゃん。
儚く,結実しなかった恋,でもはっきりと“愛してる”と伝えるどこか強さのようなものも持つこの曲の世界観を表現するような,ささやくようででも芯のある歌声と表情。
私は完全に引き込まれました。
続いて,私のすぐ後ろ,バックステージ上手側ウィングにて歌うさなつん,そしてメインステージ下手側で歌う葵ちゃんとその歌声はリレーされていきます。
私の席は上手側のCブロック。前後で言えば後ろ半分に含まれる場所。
私のブロックの多くのファンは,比較的近い側のバックステージ側を向き,さなつんの歌唱に視線を送ります。
私とお隣のいとぱんさんの二人と目の前の他のファンとは,向かい合う状態に。
そう,我々はじっとメインステージの珠里依ちゃんを見つめていました。
この場面を目に焼き付けなければ,今日ここに来た意味はないとさえ思いました。
そして,珠里依ちゃんの歌声,珠里依ちゃんのステージへの私たちの想いよ,伝われ!!と思いながら。
確か1番のサビのラスト珠里依ちゃんの「忘れないで I just miss you」からのさなつんの「愛してる」。
鳥肌が立つほど素晴らしい歌声のリレーでした。
Cメロの「嘘も言えるようになったの」。ラスサビの「今日だけでいい」。
そんな表情もできるんだと驚きながら,珠里依ちゃんにそんな表情をさせた「君」に対する怒りさえ沸くくらいに世界にどっぷり浸かっていました。
そして曲ラストの舞香さんのフェイクでも珠里依ちゃんはまだその世界から抜け出すことはなく,やや伏し目がちに舞香さんと一緒にそのフェイクを口ずさんでいました。
この月下美人を見るために,ここにやってきた。
そう思えるくらいの衝撃でした。
舞香さん,さなつん,葵ちゃん。
MOMENTでも珠里依ちゃん自身が言っていたように最強の歌声の3人。
でも,贔屓目なしに(いや,なくすことはできないけどそれでも贔屓目なしに)この3人に何も引けを取らない,いや,引けを取らないんじゃなくて,この3人には持っていないものを持っている歌声だったと思います。
この3人の誰とも違う,“逢田珠里依”の歌声。
1音1音正確に音程が取られている舞香さん,歌声にも表情があるんだと驚かせてくれるさなつん,そして細かいビブラートで少し不安定そうにも聞こえるも強く安定した複雑な歌声の葵ちゃん。
みんな最強の歌声の持ち主だと思います。
でも,珠里依ちゃんの,芯のある高音は唯一無二なんです。
なんというか、珠里依ちゃんの歌声からは“気高さ”を感じます。
珠里依ちゃんのファンはきっとその歌声を聞くために,こうやってコンサートに集まるのです。
と言ったところで,きっと自己評価が厳しい珠里依ちゃんは,そのままスッとは受け取ってはくれないんだろうな笑
でもその向上心と前向きさが何よりの珠里依ちゃんの魅力なんですけどね。
この曲のことはきっとこの先何度も思い出す,素晴らしいステージでした。
そんなステージを作ってくれた,珠里依ちゃんには本当に感謝です。
また,どこかで直接お礼を言わせてもらえればと思います。
ではまた。
大仏マーシー
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