いつものように家族には出張と偽り参戦した今回。

最寄り駅近くの駐車場に車をおき,少し歩いて駅へと向かいます。

 

イヤホンからは6周年コンサート音源の1曲目「=LOVE」が流れ始めます。

“すべては=LOVE”

そう。ここからの2日間はすべてをイコラブに捧げるんだ。

いや,捧げられるんだ!!

その喜びと高揚ですでに涙があふれようとしてきます。

 

さすがにまだここで泣いては意味が分からんと思いつつも,昨年のペンライトの海の光景が,そしてファンのコールが思い出されます。

今年はきっとあれ以上の光景とコールを聞くことができるんだろうなと想像するだけで心躍ります。

 

新幹線に乗り込み,まずは東京駅へ向かいます。

途中,並行して走る在来線の事故の影響で1時間ほどの遅延がありましたが,時間にも余裕はありますし,なんせ6周年コンサートの音源という強い味方がいます。

遅延なんてなんのその。

しっかりと気持ちは盛り上がっていきます。

 

 

が,その盛り上がりと同時に,東京に近づくとともに,心の奥底にはコワさがわいてきてることに気づきます。

いや,正直ずっと心の奥底にはあったことに、気付かないふりをしてたんですが,やはり隠せなくなります。

7回目のお誕生日を迎え,いつ,どのように変化してもおかしくない時期が来ていることはよく分かっています。

それがどのような変化なのか,おそらく自分が想像もつかないような変化の形もあるのかもしれない。

が,いずれにせよ今が永遠に続くことはきっとない。

それを見ないように,気付かないようにしようとしていたのが,いざ会場に少しづつ近づいていくとやっぱりコワくて…。

 

 

ただ同時に,そのコワさも,単に「怖い」「嫌だ」ではないということも分かってきたんです。

ある意味の覚悟とでもいえるでしょうか。

きっと今回何事も無くても,また次,その次とこのコワさはきっとなくならないし,何なら明日突然Xのポストで何かを言われるのかもしれない。

 

このコワさから逃れるためにはイコラブを推すことをやめるしかないんじゃないか。

そんなことはしたくないし,絶対にできない。

だったら付き合っていくしかないんですよね。

 

今できることは,1回1回のコンサートが,1曲1曲が,いや,1回1回のコールがもしかしたら最後かもしれないくらいの気持ちで,後悔なく過ごすことくらいしか自分には思いつきませんでした。

 

だから,今回のコンサートは出し切ろう。

周りのコールがどうかとかではなく,しっかりと杏ちゃんに,そして杏ちゃんが愛するイコラブメンバーに声を届けたい!

そういう気持ちで臨みました。

 

 

結果,いろいろと反省はあります。

「海とレモンティー」でガチ恋口上に緊張してほとんどコールができなかったな,とか,

「絶対アイドル辞めないで」では結局4回とも涙でろくなコールができなかったなとか笑

 

でも,出来る限りのことはできたかなと。

少なくとも自分自身でこれ以上を求めることはできないくらいの楽しみ方はできたんじゃないかなと思います。

 

 

が,やっぱりそれでもコワかったです。

2日目本編ラストが1日目の「=LOVE」から「絶対アイドル辞めないで」に変わったとき,そしてその曲中にきあらちゃんが泣いていたのが分かったとき,心臓がバクバクしてました。

恥ずかしくて連番していた仲間にも言えませんでしたが,アンコールを待っている間のペンライトをにぎる手がブルブルと震えていて,どうしようかと思いました。

 

結果としては,何事もなく大団円をむかえて,良かった良かったということでしたが,コンサートに限らず,今後もこのコワさとは付き合っていくことになるのでしょう。

 

 

ですが,今回アンコール待ちの間ブルブルと震えながら同時に,これ以上は何もできなかったなという満足感もあったことは事実です。

少し無理をして週末の連泊をして遠征参戦し,ありったけの思いをコール・MIXにのせて届け,これ以上はもう何もできないという満足感。

今後,私自身は今後のイコラブの応援にこの気持ちだけは大切にしようと誓いました。

 

地方住みですし,時間的・金銭的制約からすべてのイベントに参加できるわけもありません。

であったとしても,自分の中で後悔だけはないように,推し事は続けていこうと心に誓った7周年コンサートでした。

 

 

追伸

  齋藤樹愛羅 様

 

あの涙は大変紛らわしいです。もらい泣きならもらい泣きと言ってもらわないと…笑

アンコールの「笑顔のレシピ」,これまで100%の確率で涙してきた曲なのに,心配で気が気でなく,集中出来ず,涙が引っ込みました。笑